UU(ユニークユーザー)とは?計測方法やPV・セッションとの違いを解説

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Webサイトに訪問したユーザー数のことをUU(ユニークユーザー)といいます。自社サイトの健全化のためにUU(ユニークユーザー)の計測は重要ですが、実際にUU(ユニークユーザー)について詳しい方などは少ないのではないでしょうか。そこで本記事ではUU(ユニークユーザー)について詳しく解説を行い、計測方法やPV・セッションとの違いについて解説をしていきます。


UU(ユニークユーザー)とは

一定時間内にwebサイト内を訪問したユーザーの数を表す指標のことを「UU(ユニークユーザー)」といいます。指定の期間内であれば同じユーザーが複数回サイト内にアクセスした場合においても、「1UU」としてカウントされていくのです。とりあえずサイト内の閲覧回数を知りたい場合には、最適な指標といえます。


UUの意味

UU(ユニークユーザー)は、ユーザーがwebサイト内にアクセスした回数を示すので、簡単に説明すると「サイトの人気度」を意味している言語として認識できます。同一ユーザーが数回webサイトにアクセスしても1UUとして加算される傾向などを考慮すれば、webサイトの人気度を意味している言語として適しています。


UUのカウント方法

UU(ユニークユーザー)は、Googleアナリティクスによってのカウントが可能です。しかし、GoogleアナリティクスはCookieを基本として判別をしているので、ユーザーがCookieの受け入れを拒否していればGoogleアナリティクスが利用できません。そして必然的にCookieの受け入れをしていなければ、UU(ユニークユーザー)数もカウントできないので、事前にCookieの受け入れをしているかの確認をしておきましょう。

パソコンを2台所有しているユーザーがそれぞれのパソコンでwebサイトにアクセスした場合には2UUとカウントされます。また使用するパソコンが1台の場合でも、異なるブラウザからアクセスすれば2UUとしてカウントされるのです。


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UUと混同されやすい指標と違い

自社サイト内のUU(ユニークユーザー)数を計測すれば、サイトの改善にも役立てることができますがUU(ユニークユーザー)数と混同しやすい指標が多数存在します。ここからはUU(ユニークユーザー)と混同されやすい指標や意味について解説をしていきます。


PV数

UU(ユニークユーザー)数に関係なく、webサイトのページが開かれた回数を表している指標が「PV(ページビュー)数」です。例えばwebサイト内のページが20回開かれれば20PVとしてカウントされていきます。PV数が多いほどユーザーがwebサイト内のページを多く開いて閲覧したことになるのでPV数はサイト改善のための重要な指標の1つとして認識されているのです。


セッション数

ユーザーがwebサイトを訪問して離脱までの一連の流れを表す指標を「セッション数」といいます。セッション数ではユーザーのサイトへのアクセスから離脱までを「1」としてカウントし、セッション開始から離脱まで複数回ページを閲覧しても「1」としてしかカウントされません。

また、セッションは30分程度の一定時間内に全く操作が行われない場合や、キャンペーンソースが変更した場合などは終了と見なされます。このようなケースにおいては、離脱していなくてもセッションが終了して次のセッションが開始されていくのです。


AU数

PV(ページビュー)数と同様の意味を持つ指標として利用されているのが「AU(アクティブユーザー)数」です。AU数はGoogleアナリティクス内でもPV(ページビュー)数と同様の意味を持つ言語として認識されています。一方でスマートフォンアプリなどでは「実際にアプリを利用しているユーザー」を意味しており、webサイトとスマホアプリではPV数やAU数の認識や意味が異なる点に注意しましょう。


アクセス数

「アクセス数」はユーザーの流入に関して幅広い意味を持つ言語として使用されており、Googleアナリティクスでもこの言語を計測することはできません。セッション数や訪問者数の指標に近い言語ですが、場合によってはUU(ユニークユーザー)数を意味することもあります。したがって業務においてアクセス数という言語を利用するのであれば、お互いに意味合いを統一しておきましょう。


UUの計測方法・調べ方

UU(ユニークユーザー)数を計測すれば、自社サイトの注目度なども把握してサイトの健全化を計ることができます。ではUU(ユニークユーザー)数の具体的な計測方法や調べ方について詳しく解説をしていきましょう。


UUの計測方法

UU(ユニークユーザー)数は、3つのデータを基にして集計されていきます。ではUU(ユニークユーザー)数を集計するために必要な3つのデータを紹介していきましょう。


IPアドレス

スマートフォンやPCをはじめとしたネットワーク上の全ての機器に割り当てられる、インターネット上の住所のようなものが「IPアドレス」です。

IPアドレスはメールの送受信に必要な送信元や送信先を識別するための重要なツールといえます。データをネットワーク上で送受信する際に、通信相手を限定するためには欠かせないツールです。


ホスト名

人間がネットワークに接続されたコンピューターなどの機器を識別しやすいように付けられる名前のことを「ホスト名」といいます。ホスト名は多岐に渡るシステムで使用されている概念であり、一般的にはいくつかの記号と英数字などを組み合わせて活用されています。


Cookie

閲覧したwebサイトから、自分のパソコンやスマートフォンのブラウザに保存される情報のことを「Cookie」といいます。Cookie内にはwebサイトを訪問した日時や訪問回数など、多岐に渡る情報が保存されていくのです。


Google Analyticsでの調べ方

Google AnalyticsではUU(ユニークユーザー)数を「ユーザー」の項目からリサーチできます。最初にGoogle Analyticsの「ユーザー」の項目をクリックして、その後に「概要」をクリックします。そして「ユーザー」をクリックすれば指標を測定していくのです。

Google AnalyticsではUU(ユニークユーザー)を「ユーザー」と表記しており、UUで検索しても発見できないので注意しましょう。検索においては、画面右上の「期間」の欄に計測したい期間の日時を選択することで計測が開始します。表内に記されている折れ線グラフはデフォルトの状態でセッション数の推移を表記しているのです。


UUを増やす方法

UU(ユニークユーザー)数を増やすことができれば、webサイトにアクセスしてくるユーザーの増加に繋がり、サイトの販促効果も向上していきます。ではUU(ユニークユーザー)数を増やすための具体的な方法について詳しく解説をしていきましょう。


SEO対策をする

Webサイト内のコンテンツが検索エンジン内で上位表示されれば、ユーザーの閲覧回数が増加してUU(ユニークユーザー)数も向上していきます。

検索エンジン内で上位表示されるためにも、ユーザーニーズに沿ったコンテンツ制作を実施したり、キーワードの見直しを行うなどのSEO対策が重要になるのです。このような観点からも、UU(ユニークユーザー)数を増やすために、サイト内のコンテンツのSEO対策なども重要なポイントといえます。


広告で宣伝をする

自社サイトの宣伝をするためにも、web広告などを活用して宣伝するのもUU(ユニークユーザー)数を増やすための有効な手段です。Web広告にはリスティング広告、アフィリエイト広告、ディスプレイ広告、リターゲティング広告などの手法があり、自社に適した手法で宣伝活動を行いましょう。

また、web広告はSEO対策などと比較すると比較的短時間でできる方法なので、短期で結果を出したい方にはおすすめの方法といえます。

一方で広告などの出稿には多少の費用がかかってしまい、手早く収益化できなければ広告運用が継続できなくなるので注意しましょう。


SNSを活用する

SNSにはTwitterやFacebookなどの媒体が存在します。そして自社に適した媒体を活用することでサイトの情報が多くのユーザーに拡散され、結果としてUU(ユニークユーザー)数を向上させることも可能です。Webサイト内のコンテンツのジャンルや想定しているペルソナによって、選択するSNSも異なっていくのです。

例えばTwitterの利用者は主に20代の若い世代で、テキストメインの投稿がほとんどです。Facebookは40代の中年層のユーザーがほとんどで、細かなターゲティングが可能になります。Instagramは30代以下の女性の利用者が多く、写真を中心とした投稿がほとんどです。

このようなSNSの特徴を考慮した上で、自社のwebサイトに適した拡散方法を検討するのもUU(ユニークユーザー)数を増やすための重要なポイントです。


UU改善のポイント

自社のwebサイトの販促効果を高めるためにも、常にUU(ユニークユーザー)数に注視しながら改善するのは重要です。しかしサイトのUU(ユニークユーザー)数を改善するためにはどのようなポイントに注意すればいいのでしょうか。そこでここからは、UU改善のポイントについて詳しく解説をしていきます。


流入経路を増やす

UU(ユニークユーザー)数を改善していくためには、ユーザーの流入経路を増やしていくのも有効な手段です。ユーザーはSNSやその他多種多様な広告から各サイトにアクセスしていきます。したがって、自社webサイトにユーザーを流入させるためにも、多岐に渡る手法を活用することが重要です。

例えば、TwitterやFacebookなどの基本料金が無料のSNSなどを活用してみるのもおすすめの手段といえます。また自社webサイトのコンテンツのSEO対策に従事するのも、ユーザーの流入経路を増やすための有効な手段です。


新規・独自のコンテンツ作り

定期的にサイト内のコンテンツを更新しているサイトなどは、常に新しい情報を掲載しているのでユーザーの興味・関心を惹くことができます。このように定期的にコンテンツの内容を更新したり、独自のコンテンツを制作しているサイトはユーザーの興味関心を惹きつけ、結果としてUU(ユニークユーザー)数を増加させることができるのです。

特に自社サイトにしか書けないような独自性の高いコンテンツや、ユーザーの悩みに沿った意味のあるコンテンツ制作をすれば、必然的にUU(ユニークユーザー)数も増加していきます。

自社サイトにおいては自由に情報発信できますが、その一方で独りよがりなコンテンツを制作しないように注意しましょう。結論としてユーザーニーズに徹底的に沿った内容のコンテンツ作りが、UU(ユニークユーザー)数の増加にも繋がっていくのです。


施策の分析改善を行う

UU(ユニークユーザー)数を改善するためには、常にサイト運営の分析改善を行うのも重要なポイントです。サイト運営はすぐには結果がでるものではなく、結果を出すためには継続的にサイトの問題点や課題を改善しなければいけません。

サイト改善の際に現状の問題点や課題を客観的に見つめなおし、今後サイトの販促効果が向上していくための分析を行わなければならないのです。

そしてこのような活動を継続していくことにより、ユーザーがサイト内のコンテンツに興味関心を抱いて、結果としてUU(ユニークユーザー)数も改善されていきます。


UUを増やして、webサイトを強化しよう

自社webサイトの販促効果を高めていくためには、定期的なサイト改善を行ってサイト内へのユーザーの流入やアクセス数を増やさなければいけません。

そしてwebサイト内に多くのユーザーを流入させるためにも、確かなUU(ユニークユーザー)数やPV数を増やすための改善を行うことも重要です。今後自社webサイトの強化に取り組む際には、本記事を参考にしてUU(ユニークユーザー)数を増やすための確かな施策に取り組んでください。


まとめ

今回の記事では、マーケティング効果を高めるためのUU(ユニークユーザー)数の計測方法やPV、セッションとの違いなどについて詳しく解説をしてきましたが、BOXIL SaaSでは掲載するだけで手間をかけずにオンライン上での有効リードを獲得することができます。


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