ネットでの引用の正しいやり方とは?種類や書き方・注意点も徹底解説!
皆さんは、ネット上での引用の正しいやり方を知っていますでしょうか。
Webサイトやブログ記事などの情報の信頼性を高めたり分析された数値などを根拠付けるためには、引用の正しい書き方や注意点を理解しておく必要があります。
また記載項目、記載の順番に関しては世界共通認識となっているため、社会人の常識として知識をつけておきましょう。
今回は、ネット上での引用の種類や書き方、注意点などを徹底的に解説していきます。
引用ルールはなぜ大切?
皆さんは引用の書き方ルールの必要性について正しく理解していますでしょうか。
著作物は全て著作権法という法律によって守られているため、インターネット上であっても間違った引用のやり方では著作権の侵害として訴えられる可能性があります。
そのため、下記の3点を意識しながら引用のルールを正しく理解することが重要です。
- 法律を守る為
- 客観的な証拠を残すため
- 資料探しの手間を省くため
法律を守る為
一般的に認識している人が多い事実として、引用の書き方ルールは法律を守る為に必要となります。
種類に関わらず、誰かが生み出した作品などは「著作物」として扱われ、著作権法という法律で守られています。
著作物を許可無く利用することは著作権法違反となり、著作権の侵害行為として訴えられてしまう可能性があります。
このような法律を守るためにも、正しい引用のやり方を理解することは重要です。
客観的な根拠を残すため
インターネット上で物事を結論付けたり、分析された数値の信頼性を高めるためには、どこからどこまでが引用部分であるか、引用元がどこであるかが明確化されていることが重要です。
具体的な例としては、何かの利用率などを示すときや割合を示すときに利用されます。
記載された情報の客観的な根拠を残すためにも、引用ルールを理解することが大切と言えます。
資料探しの手間を省くため
インターネット上で発信した記事に引用元のサイトURLや文献名を添付しておくと、後で記事の内容を修正する際、再度資料探しを行う手間を省くことができます。
また資料を管理するためにフォルダを分けたり、資料用の管理シートを用意しておくと探す手間が格段になくなります。
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引用のやり方の種類
引用のやり方の種類について意識したことがある方は少ないのではないでしょうか。
正しいやり方で行う引用は、自分が発信する情報の根拠として信頼性を高める効果があります。
インターネット上の引用の書き方の種類は大きく分けて下記の3つがあります。詳しく解説していきます。
- 直接引用
- 間接引用
- 孫引き
①直接引用
引用元のサイトに記載されている文章を、1文字も書き換えることなく引用することを直接引用といい、インターネット上の引用でよく利用されている種類の1つです。
一般的には、文章の最後に(原文ママ)という文言を付け足し、読者に直接引用であることがわかるようにします。
②間接引用
引用元のサイトに記載されている内容を、自分で要約して利用する方法を間接引用と言います。
この場合、自分自身が考えて作成した文章と引用元を利用して要約した部分とが明確に区別できるような書き方にする必要があります。
また、引用元の文章を要約する際は、誤った解釈がされないように注意しましょう。
③孫引き
直接引用とは異なり、引用元をたどることなく他サイトで引用されている文章を利用することを孫引きといいます。
引用元がどうしてもわからない場合は孫引きを利用すると言う選択肢もありますが、正確な情報であるかの判断ができないため可能な限り避けるのが望ましい種類でしょう。
ネットから引用できる条件とは?
インターネット上での引用が必要になった場合、どのような状況であれば引用可能となるのでしょうか。インターネットからの引用が可能となる下記3つの条件について詳しく解説します。
転載が禁止されていない
- 引用の必然性がある
- 自分で書いた部分がメインであること
転載が禁止されていない
インターネットから引用する際、転載が禁止されていない場合であれば可能となります。
文章の最初または最後などに転載禁止であることが記載されている場合は転載禁止になります。
著作権法では許可されている状況下であっても、著者の許可がない場合は引用できないため注意しましょう。
著者が問題ないと許可を得た場合にのみ、著者名や元の記事を載せることができます。
引用の必然性がある
何かを結論付けたり、分析された数値の根拠を示すときなど、引用の必然性がある場合も引用可能となります。
その際は引用した理由なども記載して、読者に本文との関連性を示すことが大切です。
自分で書いた部分がメインであること
基本的には主要部分が自分で考えて記載した文章で、引用がほんの一部であることが望ましいでしょう。
大部分が引用になってしまうとコピペチェックで引っかかり、上位検索に表示させることが難しくなるため注意しましょう。
正しく引用することで、記事の正確性の裏付けなどに利用できるようにしましょう。
SEO観点かオリジナルの記事を執筆することを心がけましょう。
ネットから引用する際の注意点
インターネット上で引用を行う場合は引用の種類に関わらず正しいやり方、ルール、注意点を守る必要があります。
引用する際の書き方や資料探しを行うときの注意点を6つ解説します。
自分では正しいと思っていたが、実は著作権の侵害に当たる行為をしていたというケースを防ぐために注意点に関する正確な知識を身に付けることが大切です。
- 引用部分がわかるようにする
- 信頼できる資料かどうか確認する
- 引用部分は加工しない
- 孫引きにならないようにする
- 自身の著作物が主体であるため主従関係を明確にすること
- 引用資料やURLを明確に記載する
引用部分がわかるようにする
引用する際は、自分自身で考えて作成した文章と引用を利用した箇所とが、読者からみて明確に区別できるようにすることが大切です。
具体的には文字の色を変えたり、カギ括弧や引用符を用いたりすることでわかりやすくなるでしょう。
また文章だけでなく画像を引用した場合も、添付されている画像が引用したものであることが明確にわかるように示しましょう。
信頼できる資料かどうか確認する
インターネット上には数多くの種類の記事が公開されていますが、その中にはプロや専門家ではない一般人が書いた意見もたくさん存在しています。
記事を執筆したり何らかのデータの根拠を示す際はその信頼性を高めるためにも、引用したい資料の執筆者や監修者が誰なのか、信頼できる資料であるかどうかを毎回確認しましょう。
引用部分は加工しない
引用部分を加工することは、著作権に含まれる同一性保持権の侵害にあたります。
法に触れる行為はもっとも気をつけるべき注意点です。
また、コピペチェックにも引っかかることがあり検索結果にもよくない影響を及ぼすため、引用する場合は、そのままの状態で利用しましょう。
孫引きにならないようにする
他のサイトなどで引用されている文章を、引用元をたどらずに利用する方法を孫引きといいます。この場合、信憑性に欠ける部分があるためなるべく利用を避けた方が良いでしょう。
引用する場合は、自分自身で確かめて直接引用または間接引用を利用するのがおすすめです。
自身の著作物が主体であるために主従関係を明確にすること
ここでいう主従関係とはその記事を執筆している自分自身の著作物がメインであり、引用元の著作物は従たる存在であるということを意味しています。
読者が文章を全体的に見たときに、自分自身で考えて作成した部分がメインであるという印象を与えることが大切です。
引用資料やURLを明確に記載する
何かを引用する際は、引用元の資料やサイトのURLを明確に記載しましょう。
明確に示しておくことで読者からの信頼性を高めるだけでなく、後で文章を見直すときに資料探しの手間を省くことができます。
ネット引用の正しい書き方
Webサイト内での引用の正しい書き方について、データベースを引用する場合とインターネット上のWebサイトを引用する場合の2つに分けて解説していきます。
ここでの注意点は、2つの場合で記載項目などが異なることです。
- データベースを引用・参照する場合
- インターネット上のWebサイトを引用・参照する場合
引用する際の記載項目や順番は世界的に共通しているため正しい理解が大切です。
データベースを引用・参照する場合
データベースとは、様々なデータを集めて整理されたもののことを言います。
具体的にはエクセル、検索エンジンなどが挙げられます。
データベースを引用・参照する際の書き方について2つの場合を説明します。
- データベース全体を引用する場合
- データベースの一部を引用する場合
データベース全体を引用する場合
データベース全体を引用・参照する場合は、引用元のURLを添付しましょう。
具体的な記載項目を示していきます。
一般的には記事の最後に、作成者名、情報源、データベース名、入手先URL、入手日付をこの順番で記載します。
データベースの一部を引用する場合
データベースの一部を引用・参照する場合は、全体を引用する場合と書き方が異なります。
具体的には、著者名、URLの題名、データベース名、出版者、入手先URL、入手日付の順番で記載する必要があります。
これらの内容が記載されていない場合、記事の元を探すことが難しくなり信用度が落ちることになります。
ネット上のWebサイトを引用・参照する場合
インターネット上のWebサイトを引用・参照する場合は、サイトそのものを引用する場合とWebサイトから入手した文献を引用する場合とで書き方が異なります。
下記ではそれぞれの書き方・記載項目、注意点について紹介していきます。
ネット上のWebサイトを引用する場合
Webサイトそのものを引用する場合は、サイト名、「ページのタイトル」、引用元のURL、入手した日付をこの順番で記載します。
タイトルは必ず「」で囲みましょう。
ネット上のWebサイトを引用する場合
インターネット上での引用で多いやり方です。
サイトから入手した文献を引用する場合は、著者名、「文献名」、版表示、出版年、引用元のURL、入手した日付をこの順番で記載します。
この場合は、文献名を「」で囲みましょう。
ネット引用のやり方を把握して適切な資料作りをしよう!
ここまで、インターネット上・Webサイト上で引用を行う場合の引用の種類や、正しいやり方、注意点、引用の仕方による書き方の違いなどについて解説しました。
記載項目については世界的に共通しているため、社会の常識として理解しておく必要があります。
正しい引用は、記事やサイトに記載されている内容の信頼性を高めたり、何かの調査などで示された数値の根拠を示す際に有効となる手段です。
インターネット上での引用は、大きく分けて2つに分けられそれぞれ記載項目や順番が異なるため正確に理解しておきましょう。
引用には大きく分けて3つの種類がありますが著作権の侵害や、コピペチェックなどに引っかからないよう、孫引きはできるだけ避けましょう。
その他にも、引用部分を明確にしたり主従関係を明確にするなどいくつかの注意点があります。
インターネット引用のやり方を把握し、適切な資料作りをしていきましょう。
まとめ
今回の記事では、インターネットでの引用の正しいやり方についてご紹介させて頂きましたが、BOXILでは工数をかけずにリードを獲得することが可能です。
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