インプレッションとは?意味や仕組み・リーチ数やPVとの違いも解説!


WebサイトやSNSを運用する際、インプレッションを重視しなければなりません。本記事ではインプレッションの意味や仕組み、リーチ数やPVとの違いを解説します。


目次[非表示]

  1. 1.インプレッションとは?
  2. 2.インプレッションがカウントされる仕組み・数え方
  3. 3.インプレッションが重要な媒体
  4. 4.インプレッションを増やす方法
  5. 5.インプレッションを増やすためには広告の予算やキーワード選定などを見直そう
  6. 6.まとめ


インプレッションとは?


インプレッション(imp)とは、Web広告・コンテンツやSNS投稿が表示された回数を意味します。アクセス解析画面でよくインプレッション(imp)を見ることが多いかもしれません。Web運用担当者はインプレッション(imp)を重視し、どうすればインプレッション(imp)を増やすことができるのか方法・施策をよく考える必要があります。


インプレッションの意味

Web以外でのインプレッション(imp)は、印象や影響といった意味合いで使われます。印象や影響を与えた回数をインプレッション(imp)と呼んでおり、その意味がWebに派生したものです。


インプレッションが重要な理由

多くのWeb担当者がインプレッション(imp)を重視していますが、なぜインプレッション(imp)はそこまで重要なのでしょうか。


結論、インプレッション(imp)はユーザーにどれだけ閲覧されたかを意味する指標だからです。どれだけ良いコンテンツを制作してもユーザーに見られなければ意味がありません。インプレッション(imp)が低ければ良いコンテンツをユーザーに届けることができないのです。


Web運用の第一ステップとしてインプレッション(imp)があり、インプレッション(imp)の目標をクリアした先にサービスの質やクオリティの向上があります。それだけインプレッション(imp)のUPを目指す意味があります。


インプレッションとその他の用語との違い

Web運用担当者が間違えやすいインプレッション(imp)によく似た用語をいくつかご紹介します。意味の違いについて理解しましょう。


リーチ数

リーチ数は、コンテンツを見たユーザー数を意味します。


例えば、Aさんがコンテンツを2回見たとするとインプレッション(imp)は2とカウントされ、リーチ数は1とカウントされます。同一ユーザーが100回同じコンテンツを見るとインプレッション(imp)は100とカウントされますが、リーチ数は変わらず1のままです。

意味の違いとしては、コンテンツを見たユーザーの数を数えるのかそれとも見た回数を数えるのかです。そのため、インプレッション(imp)だけを見て運営方法を考えるのではなく、リーチ数も併せて見る必要があります。


PV

PVはページビューと言われ、Webページが閲覧された回数を意味します。

例えば、Aさんが1つのWebページを閲覧したとするとPVとインプレッション(imp)は1とカウントされます。ただ、1つのWebページにWeb広告が3つ掲載されていたとすると、PVは1とカウントされ、インプレッション(imp)は3とカウントされます。

意味の違いとしては、ページ全体が見られているのかそれともコンテンツが見られているのかです。


CTR

CTRはクリック率と言われ、インプレッション(imp)から目的の広告をクリックした割合を意味します。

CTRは高ければ高いほど良いと言われており、いかに少ないインプレッション(imp)でクリック数を上げるのかを日々Web運用担当者は考える必要があります。また、CTRが上がれば上がるほど広告の費用対効果もUPします。

意味の違いとしては、インプレッション(imp)は数を意味しますがCTRは割合を意味します。

例えば、インプレッション(imp)が1万回、クリック数が5,000回だったとするとCTRは50%になります。


CVR

CVRはコンバージョン率と言われ、広告をクリックしてWebページに訪れたユーザーが目的のコンバージョンに至った割合を意味します。

CVRはWeb業界で最も重要な指標の1つであり、Web運用担当者は無視できない指標です。インプレッション(imp)をUPさせたあとはCVRを向上させるためのマーケティング方法を考える必要があります。

意味の違いとしては、インプレッション(imp)は数を意味しますがCVRはCTRと同じで割合を意味します。

例えば、クリック数が5,000回、目的のコンバージョン数が1,000回だったとするとCVRは20%になります。


エンゲージメント

エンゲージメントは、SNSやWebコンテンツに対してユーザーがアクションを起こした総数を意味します。

運用媒体によりアクションの意味合いは異なりますが、エンゲージメントを高めるためのマーケティング方法を考える必要があります。また、エンゲージメント率という指標もありますがこちらも運用媒体により計算方法が異なります。

意味の違いとしては、インプレッション(imp)は見られた回数でありエンゲージメントは実際に起こったアクションの回数を意味します。


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インプレッションがカウントされる仕組み・数え方

Web運用担当者にとってインプレッション(imp)は重要な指標です。そんな、インプレッション(imp)はどのような仕組みでどのような数え方をされているのでしょうか。


計算式

インプレッション(imp)の数え方ですが、一概に仕組みは決まっていません


運用媒体によりどこまでをインプレッション(imp)として認識するのかは異なっており、仕組みもバラバラです。例えば、リスティング広告・自然検索結果の場合だと広告が一部でも表示されればインプレッション(imp)としてカウントされる仕組みです。ただ、Facebookやその他SNS広告においては広告全体がしっかりと表示されてからインプレッション(imp)としてカウントされる仕組みになっています。

インプレッション(imp)としてカウントされるかどうかの仕組みは媒体により異なりますので、運用担当者はよく確認しておくことをおすすめします。


インプレッションの数え方

一般的なインプレッション(imp)の数え方は以下の2つがあります。

  • リクエストベース
  • OTSベース(Opportunity to See Base)


リクエストベースとは、アドサーバーへのリクエスト回数をそのままインプレッション(imp)としてカウントする方法です。アドサーバーとはWeb広告の配信を行うサーバーを意味し、多くの安曇サーバーがこのリクエストベース方式を採用しています。

OTSベース(Opportunity to See Base)とは、実際に広告が表示された際に「広告が表示された」と通信を行いインプレッション(imp)として計測する仕組みです。計測方法はJavaScriptが管理しており、より正確な数値をカウントできるのが強みです。インプレッション(imp)だけでなくPVやリーチ数などもこのベースでカウントするのが理想でしょう。


インプレッションが重要な媒体


ここまではインプレッション(imp)とリーチ数やPV、CTRやCVRとの違いを解説しました。

ではここからはなぜPVやリーチ数よりもインプレッション(imp)が重視される媒体を3つご紹介します。


インターネット広告

インターネット広告は、リスティング広告などの検索連動型広告やディスプレイ広告などのコンテンツ連動型広告の総称を意味します。

例えば、リスティング広告では広告自体の品質や予算をUPさせ上位枠を獲得し、インプレッション(imp)を増やす必要があります。インプレッション(imp)が増えればそれだけユーザーの目に触れる機会が多くなり、PVやリーチ数も自ずとUPしていきます。


SNS広告

近年、爆発的にユーザーを増やしているSNSでもインプレッション(imp)は重要です。

PVやリーチ数を意識する前にそもそもユーザーに広告を閲覧されなければ意味がありません。インプレッション(imp)をUPさせないことにはPVやリーチ数もUPしないのです。SNS広告ではユーザー属性を理解し、適切にターゲティングやマーケティングの方法を考える必要があります。

他Web広告よりもマーケティング方法の精度が求められるのがSNS広告です。


自然検索結果

自然検索結果とは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで表示されるコンテンツを意味します。

広告とは別物と考えられており、自然検索結果のインプレッション(imp)を増やすためにはSEO対策が必要です。PVやリーチ数を格段にUPさせるためにもSEO対策は欠かすことができません。もちろん、インプレッション(imp)をUPさせるためにもSEO対策は必要になります。

ただ、自然検索結果で上位表示を獲得するには時間を要します。長期的な運用方法を考える必要があります。


インプレッションを増やす方法

PVやリーチ数との違いはあるにせよ、インプレッション(imp)を増やさなければ良いコンテンツが知られることはありません。

ではインプレッション(imp)を増やす方法をいくつか解説します。


広告の予算を増やす

PVやリーチ数をUPさせることにもつながりますが、広告予算を増やしましょう

広告予算を増やせばその分だけインプレッション(imp)も増えます。例えば、インプレッション(imp)単価が20円、月額広告予算が20万円だった場合、月間に1万回のインプレッション(imp)を獲得できる計算になります。


これを月間に2万回のインプレッション(imp)を獲得するには月額広告予算を40万円に引き上げる必要があります。単純に広告予算を増やすことでインプレッション(imp)は増えていき、PVやリーチ数も増えていきます。

予算に余裕があるのであればインプレッション(imp)を増やすためにも広告予算を増やしてみましょう。


キーワード選定を見直す

広告運用の仕組み上、同じキーワードを設定している場合だと広告予算を多く使っている方が上位枠を獲得できるようになっています。

つまり、自社よりも広告予算を多く用意できるライバル企業と同じキーワードを選定していると、上位枠獲得の争奪戦に負けてしまいます。インプレッション(imp)をより多く獲得するためにも、今設定している大ボリュームのキーワードを捨ててニッチキーワードを獲得する方針に切り替えた方がいいかもしれません。

もちろん、検索ニーズを満たすキーワードはたくさん存在しており、ライバル企業でさえ見落としているキーワードもあります。そういったニッチなキーワードを選定することによりインプレッション(imp)を効率的にUPさせることが可能です。


入札単価を調整する

広告運用において入札単価の調整は必要不可欠です。

例えば、全体の広告月額予算を設定していても個別キーワードごとに広告予算を設定している人は少ないのではないでしょうか。市場が大きくライバル企業も多いキーワードになると広告予算は高くなる傾向にあり、インプレッション(imp)を獲得するための費用もそれに合わせて高くなってしまいます。

中には仕組みとして1クリックあたり1,000円以上も予算を必要とするキーワードも存在します。そういったキーワードだと月額予算を10万円に設定していてもわずか100回しかクリックされない計算になります。費用対効果としてはあまり理想的ではありません。

そのため、やるべきこととしては以下になります。

  • 競合が強いキーワード:上限5万円
  • 競合が弱いキーワード:上限5万円

全体予算を10万円とした場合、このようにキーワードごとに予算を配分することをおすすめします。また、競合の強さに関係なく予算を設定することもおすすめです。


インプレッションを増やすためには広告の予算やキーワード選定などを見直そう


インプレッション(imp)やPV、リーチ数を増やすためには広告予算やキーワード選定を見直す必要があります

それぞれ用語の意味の違いはあれど、インプレッション(imp)がUPすればPVやリーチ数もUPしますし、それぞれが連動していると考えてください。意味の違いに囚われずに一貫性を持って広告予算やキーワード選定の見直しを常に計ってください。

また、それぞれが計測される仕組みを理解する必要があります。仕組みを理解した上でどのようなマーケティング方法が適切かを考えましょう。


まとめ

今回の記事では、インプレッションについて解説させて頂きましたが、BOXIL SaaSでは多くのリードを獲得することができます。

まずは、実際の費用や活用事例をこちらからご確認下さい。

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