強調スニペットとは?種類や表示させるメリット・表示方法まで解説!
何か物事を調べると見たことのない表示が追加されていた事はありませんか。
そこで今回は、強調スニペットの種類や、表示の仕方について詳しく説明します。
また、メリット・デメリットついても合わせて説明します。
目次[非表示]
強調スニペットとは?
強調スニペットとは、特定の検索語句に対する簡単な回答を、検索結果のトップに表す機能を指します。
これにより、ユーザーは素早く求める情報にアクセスできる為、サイト作成者にとってもコンテンツのアクセス数やクリック率の向上につなげられます。
また、ユーザーの注目を集める為、検索エンジン最適化の観点からも大事な存在です。
強調スニペットとナレッジパネルとの違い
次にナレッジパネルとの違いについて見ていきましょう。
両者の大きな違いは、情報を得る為の仕組みです。
強調スニペットは、Webページ内のものから問い合わせに対する回答を返します。
一方で、ナレッジパネルは、はじめからエンティティ(人物、物事、組織、エリア)に対する様々な情報を格納した「ナレッジグラフ」から、応答を抜き出します。
強調スニペットはどんな時に表示される?
強調スニペットでは検索語句に質問事項が無くても、質問の意図が読み取れる場合には表れる可能性があります。
例えば、「SEM」という語句では非表示の状態ですが、「SEM 費用」という語句では表れます。
Googleは日々問い合わせへの応答の精度を上げている為、質問事項が含まれずとも、質問の意図がわかるような語句の選定が大切です。
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強調スニペットの種類
強調スニペットには、いくつかの種類があります。
次に、強調スニペットの種類について5種類紹介します。
文章と画像
文章と画像は、一番よく見かける強調スニペットの種類の1種です。
これは、検索エンジンで抜き出されたページ内部の文章・画像が併せて表示されるものです。
そして、ページ内部のpタグによってマークアップされたテキストに加え、画像が含まれる場合に表れます。
ただし、すべてが文章・画像のスタイルで表れる訳ではなく、画像が無い時は文章のみが表れます。
リスト
強調スニペットの1種類であるリストは、検索エンジンによって抜き出されたページの「ol」「ul」等のリストタグでマークアップされたテキストが、リスト形式で表れます。
通常、表示されるリスト数は8つほどであり、それより多くの数がある時は「その他のアイテム」というテキストリンクが追加されます。
表
強調スニペットの1種類である「表」は、検索エンジンにより抜き出されたページ内部の<table>タグによってマークアップされたテキストが、表形式で表れるものです。
通常、表示されるテーブルの列は主に3列で、行は4行ほどです。
その為、5行以上になると「他1行」の様に、残りの行数が含まれたテキストリンクがスニペットの中に表れます。
このように表も読み手が簡単に素早く情報を得る事ができるのに効果的な種類です。
動画
強調スニペットの種類の1つである動画は、検索語句にマッチしたYouTubeの動画が抜き出され、表示されます。
グルメやスポーツなどの様々な動画コンテンツが採用されており、動画のタイトルや再生時間、投稿者などが表れます。
また、関連するコンテンツや音楽であれば歌詞なども表れる場合があります。
強調スニペットの種類の一つである動画により、検索結果ページ上で目を引く為、読み手は簡単に動画コンテンツを確認できるようになります。
強調スニペットの表示方法と対策
ここでは、強調スニペットの表示方法・対策を紹介します。
表示されやすい検索語句を見つける
表示させる方法・対策として、表示されやすい検索語句の発見が大切です。
表示されやすい語句の基準は、質問への答えがある語句、既に強い競合に当たるサイトが登録されていない等、上位表示を狙えること等が挙げられます。
また、強調スニペットに必要がないと考えられている語句や、既に高品質な回答が採られている時は、表示は困難になります。
一般的に、知りたい情報を検索する際に使われる「Knowクエリ」は、表示されやすい検索語句です。
例えば、「エベレスト 標高」や「応用情報技術者試験 合格率」といった語句は、欲しい情報を直接的に表現している為、表示される確率が上がります。
検索上位に表示する
表示させる為の対策として、検索トップ層に掲載されるような対策を講じる事が挙げられます。
強調スニペットに出てくるほとんどは、検索順位が10以内に入ります。
その為、表示させたい時は、検索で1ページ目に掲載される事を意識しましょう。
簡潔で明瞭な回答を記載する
表示させる為の対策の1つに簡単で明瞭な回答を記載する事があります。
強調スニペットは、読み手の悩みに対して的を得た回答を表し、100〜200文字程度の簡潔な回答が採られやすくなります。
たとえば、検索クエリ「IT とは」に対し、「インターネットなどの通信とコンピュータとを駆使する情報技術。」といった明確な定義を記述する事で、表示される確率が高まります。
Googleのポリシーに準拠する
強調スニペットを出すコンテンツについて、Googleは公式ポリシーを設けています。
このポリシーに違反するコンテンツは、強調スニペットに掲載されません。
例えば、露骨な性表現、差別的な内容、暴力的な内容、有害で危険な内容などが該当します。
その為、対策として、Googleのポリシーに準拠したコンテンツの作成が大切です。
具体的な対策例として、不適切な表現や内容を避け、正確かつ公正な情報を提供する事が求められます。
適切なHTMLタグでマークアップする
強調スニペットに採用される為の対策には、コンテンツの中身をクローラーに正しく読み取ってもらう事が大切です。
HTMLで適切なマークアップを行う事で、段落には<p>、表には<table>タグ、リスト形式にはliタグ等を使い、構造が分かりやすくなります。
しかし、単に特定のタグを使うだけでは意味がなく、クローラーにとっても読み手にとっても分かりやすい構造にする事が大切です。
したがって、適切なマークアップが、採用される為の重要な対策となります。
表示されている記事の傾向を分析する
対策として、既に登録されている強調スニペットを分析する事が挙げられます。
これは、Googleが実際に回答を評価している事が示される証拠である為、自社コンテンツの評価を向上させる為に有効な方法です。
また、表示させたい語句で採られている回答だけでなく、似た語句での回答も見る事で、傾向を分析し、自社のコンテンツに反映させられます。
強調スニペットを非表示にする方法
強調スニペットが表示されるとクリック数が下がる等のデメリットが存在します。
そんなデメリットを避ける為にも非表示にしたいと考える方も少なくありません。
非表示にするには以下の3つのタグをセットします。
- <nosnippet>タグ
- <data-nosnippet>タグ
- <max-snippet>タグ
それぞれの非表示用タグについて詳しくみていきましょう。
「nosnippetタグ」をページに設定する
非表示の方法として、非表示にしたいページの<head>の中に<nosnippet>タグをセットする方法があります。
このタグを設定するとスニペットの表示を拒否できますが、概要まで非表示にしてしまいます。
「data-nosnippetタグ」で表示させたくないテキストを設定する
非表示の方法として<data-nonippet>タグを使い、非表示にしたいテキストをセットする方法が存在します。
このタグでテキストを挟むと中身のテキストが強調スニペット上で非表示になります。
「max-snippetタグ」で短く設定する
非表示の方法として、<head>内に<max-snippet>タグを記述して、表示する最大文字数を短くセットする方法があります。
このタグを使用する事で、検索結果に表れるテキストの文字数を限定できます。
強調スニペットを表示させるメリット
次に強調スニペットのメリットについて紹介します。
サイトの流入量が増える
強調スニペットが表示されると検索結果画面のトップに目立つスタイルで自社サイトが表れ、読み手の目に留まりやすくなります。
この結果、多くの読み手が自社サイトにアクセスする可能性が高まり、流入量が増加します。
音声アシスタントに採用される
音声アシスタントによる読み上げが可能な強調スニペットは、質問に対する答えとして読み上げられる事があります。
その際にサイト名も読み上げられる為、自社の認知度向上に繋がるメリットが存在します。
またGoogle Nest等のスマートスピーカーは、音声での検索が主流になっている為、音声アシスタントでの強調スニペット採用は大切です。
ユーザーが知りたい情報をすぐに入手できる
強調スニペットは検索結果のトップに表れ、読み手は迅速に簡単な回答を見つける事ができ、最短で情報を入手できるメリットが存在します。
場合によっては、記事を開くこともなく欲しい情報を得られるので、利便性に優れ、読み手にとって有益です。
強調スニペットを表示させるデメリット
途中少し触れた強調スニペットのデメリットですが、表示される事で発生するデメリットについて詳しく知りたい方も多いと思います。
ここでは、デメリットについて3つ紹介します。
仕様が変わることがある
強調スニペットの仕様は、いつでも変更される可能性があるデメリットが存在します。
たとえば、表示スタイルや文字数制限等が変更される事があります。
このような変更が起きると、強調スニペットに最適化されたWebサイトのランキングやトラフィックに影響を与えてしまう時があります。
その為、強調スニペットを取得する事が重要であっても、検索エンジンの変更に応じて対策を講じる事が大切です。
ページの入れ替わりが早い
ページの入れ替わりが激しい事もデメリットの1つです。
検索エンジンは常にアルゴリズムを更新しており、新しい情報やページが常に結果に反映されます。
その為、自社のページが表示されていても、次の検索では異なるページが表れる可能性があります。
また、レッドオーシャン(競合が多く市場が溢れている)なページの場合、上位表示を維持する為には、コンテンツの最新化や最適化が必要となる為、こちらもデメリットとなります。
通常の検索結果に表示されなくなる
強調スニペットに表れる記事は、普通の検索結果には表れないデメリットが存在します。
そして広告に嫌悪感を抱き、上部にある記事を避ける傾向にある読み手も一定数存在する為、通常の検索結果と区別されてしまい読んでもらえないケースが考えられます。
強調スニペットを表示させるにはユーザーのためになるコンテンツを提供しよう
強調スニペットは、検索結果のトップに表示されることで多くのアクセスを獲得し、Webサイトのアクセスアップにつながります。
しかし、検索エンジンは、読み手が有用と感じる情報を優先的に露出させようとする為、単にスニペットを表示させるだけでなく、高品質で有益なコンテンツを提供する事が大切です。
また、スニペットの表示頻度はコンテンツの更新頻度や品質によって影響されるデメリットも存在する為、定期的な更新や改善が大切です。
まとめ
今回の記事では、強調スニペットについて詳しく解説をしてきましたが、BOXIL SaaSでは掲載するだけで手間をかけずにオンライン上での有効リードを獲得することができます。
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