ヒートマップツールおすすめ比較9選!無料・有料の選ぶポイントは?
WebサイトやLPにおけるユーザーの行動を把握することができるヒートマップツール。
ヒートマップツールを使えばユーザーの行動を最適化し売り上げをUPさせたり新しいサイト施策を考えることができます。しかし、「ヒートマップツールが多すぎてどのヒートマップツールが良いのかがわからない」と悩んでしまう人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、無料・有料のおすすめヒートマップツールを比較してご紹介します。機能面やアクセス解析の有無についてもまとめて解説します。
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ヒートマップツールとは?
ヒートマップツールとは、ヒートマップを確認することができるツールの総称です。
ヒートマップは、サイトに訪れたユーザーの行動を色付けして表現しマーケティング手法に活かす技法を意味します。数値だけではわからないユーザーの動きを直感的に把握することができるため、よりユーザー目線に立ったサイト・LPの改善が可能になっています。
ヒートマップツールの種類
ヒートマップツールにはいくつか種類があります。
- アテンションヒートマップ:ユーザーが熟読している部分がわかる
- スクロールヒートマップ:ユーザーがどこで離脱しているかわかる
- クリックヒートマップ:ユーザーがどこをクリックしているのかわかる
- マウスフローヒートマップ:ユーザーのマウスの動きがわかる
それぞれ非常に大切なヒートマップツールです。それぞれを組み合わせて使うことでヒートマップツールを有効活用でき、サイトやLPの改善策を考えることができます。
ヒートマップツールの機能
多くのヒートマップツールには以下の2つの機能が搭載されています。
- マルチデバイス対応機能:デバイスごとにユーザーをセグメントできる機能
- CVユーザーセグメント機能:CVに至ったユーザーとそうでないユーザーをセグメントできる機能
それぞれサイトやLP改善には欠かせない機能です。多くのヒートマップツールにはこれらの機能が搭載されていますので、別の機能面でどのヒートマップツールを選ぶかを判断しなければなりません。
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無料のヒートマップツールおすすめ4選
ではここからはおすすめの無料ヒートマップツールを比較してご紹介します。
①User Heat
User Heatは無料のヒートマップツールの定番ツールです。
搭載されている機能を全て無料で利用することができ、あらゆるサイトやLPのアクセス解析が可能。ただ、分析上限PVが30万となっていますのでそれ以上のPVを持つサイトやLPのアクセス解析をする場合はUser Heat以外のツールを使う必要があります。
他のツールと比較すると全て無料とは思えないほどのクオリティがあります。
②Clarity
ClarityはMicrosoft社が無料で提供している無料のヒートマップツールです。
アクセス解析をリアルタイムでできるだけでなく、追加できるアカウント数に上限がありません。また、トラフィック制限もないためUser Heatと比較するとClarityの方が優れていると判断できるでしょう。ただ、Clarityにはない機能がUser Heatに搭載されていますのでそれぞれを比較してどちらの方が使いやすいのかを自分の目で確認する必要があります。
③Page Analytics
Page AnalyticsはGoogleChromeの拡張機能として提供されている無料のヒートマップツールです。
特にタグの設置が必要なく、拡張機能としてインストールするだけで使い始めることができます。他のツールと比較するとPage Analyticsは圧倒的初動の速さを誇ります。ただ、拡張機能として提供されているため、Chromeの不具合が起きればPage Analyticsも一緒に不具合が起きてしまいます。
④ミエルカヒートマップ
ミエルカヒートマップは株式会社Faber Companyが提供している無料のヒートマップツールです。
スクロール・クリック・アテンションヒートマップなど基本的な機能は全て搭載されており、月間PV3,000までであれば無料で利用できます。マルチデバイス対応機能もありますので、サイトやLPのアクセス解析をしたいのであればミエルカヒートマップだけ導入していれば問題はありません。
有料のヒートマップツールおすすめ6選
ここまでは無料で使えるヒートマップツールをご紹介しました。
ここからはより機能面を重視した有料のヒートマップツールを5つご紹介します。
①User Insight
User Insightは、無料版User Heatの有料版ヒートマップツールです。
月間PVが30万を超えているサイトやLPはUser Insightでアクセス解析を行います。無料で提供されている機能はもちろんのこと、SEOや広告の分析にも使うことができるかなり優秀なヒートマップツールです。他の有料ヒートマップツールと比較してもUser Insightはかなり優秀なツールとして挙げられるでしょう。
②Contentsquare
Contentsquare(旧Clicktale)は世界10万社以上で導入されている有料ヒートマップツールです。
日本だけで導入されているヒートマップツールと比較するとその規模感はかなり大きく、費用対効果にこだわったマーケティング施策機能などが搭載されています。また、以下のような機能も搭載されており、アクセス解析をはじめとするマーケティング施策を考えるのにContentsquare(旧Clicktale)以外のツールは必要ありません。
- コンバージョン分析
- エクスペリエンス分析
- 録画機能
多くのヒートマップツールの比較対象としてContentsquare(旧Clicktale)が挙げられますが、あらゆる機能面でContentsquare(旧Clicktale)が圧倒しています。
③SiTest
SiTestは世界で初めてAIによるレポート機能やABテストを搭載した有料のヒートマップツールです。
SiTestがおすすめされているポイントとしては、今までのヒートマップツールでは実現できなかった複雑なマーケティング施策を機能として搭載している点です。例えば、以下のような機能が搭載されています。
- 検索エンジンと広告の流入を区別する
- 広告と連携してLPを最適化する
これらは今までのヒートマップツールでは実現できなかった機能です。しかし、SiTestはそれを世界で初めてやってのけたため多くの企業がおすすめしています。
④crazyegg
crazyeggはユーザーのセグメント機能に特化した有料ヒートマップツールです。
例えば、新規ユーザーや最多訪問者のようにユーザーを細かくセグメントできる点がおすすめポイントです。もちろん、流入別経路の管理や録画機能など他のツールと比較しても便利な機能が盛り沢山。ユーザーがどこからやってきたのかを把握するのであればcrazyeggで十分です。
⑤コンテンツアナリティクス
コンテンツアナリティクスは元々2021年10月までサービス提供されていたUSERDIVEがリニューアルして誕生した有料ヒートマップツールです。
ヒートマップツールとしての機能だけでなく、ユーザー体験を分析することもできるようになっており、どのようなコンテンツがユーザーに有益なのかも一眼でわかるようになっています。さらに、コンテンツ自動分割機能によりゴール貢献度を可視化しUXの向上をサポートしてくれるという非常におすすめのツールです。
ただ、唯一おすすめできないポイントとしてはアテンションヒートマップ機能がコンテンツアナリティクスには搭載されていないことくらいでしょう。
⑥ミエルカヒートマップ
前述した、株式会社Faber Companyが提供しているヒートマップツールの有料版です。
累計導入社数は2,600社に上り、CROのプロが監修した分析しやすいUIで人気のツールです。ヒートマップはもちろん、イベントセグメント機能やABテスト機能、AIによるヒートマップ自動解析機能など、ページ改善をワンストップで支援する機能が揃っています。加えて、ポップアップ機能や競合広告分析機能など、コンバージョン促進や離脱防止に役立つ機能も多数搭載しています。
ヒートマップツール導入するのメリット
ここまで無料・有料のおすすめヒートマップツールをご紹介しました。
ただ、「本当にヒートマップツールって必要なの?」と疑問視している方も多いかもしれません。
ではここからはヒートマップツールを導入するメリットについていくつか解説します。
直帰率を改善できる
ヒートマップツールを使えば「ユーザーがどの位置で離脱しているのか」を示す直帰率を改善できます。
多くの企業がヒートマップツールをおすすめしている理由としても挙げられますが、サイトやLPの直帰率を知ることは非常に大切です。直帰しているポイントがほとんど同じなのであればその部分をヒートマップツールによりアクセス解析し、サイトやLPを改善することができるのです。また、改善した後に本当に直帰率が改善されたのかどうかもヒートマップツールで確認できます。
改善前と改善後で比較できるのはヒートマップツールのおすすめポイントです。
滞在時間を延ばせる
直帰率を改善できるということは、滞在時間を延ばせる可能性が上がることを意味します。
GoogleはサイトやLPにユーザーが長く滞在していることを評価しています。逆に、直帰率が高かったり滞在時間があまりにも短いと「このサイトやLPはコンテンツ価値が低い」として上位表示をさせない施策を適用させてくるのです。つまり、ヒートマップツールにより滞在時間を延ばすことはユーザーへの価値提供の観点だけでなく、Googleの評価も一緒に上げることにつながります。
CVRを向上させられる
ヒートマップツールによりCVRが向上するのも大きなメリットです。
CVRとは、ユーザーが商品購入などのゴールにどれくらい至ったかを表す確率です。もちろんCVRは高い方が良いのですが、サイトやLPの改善により徐々に高くなっていくのが一般的ですので一気にヒートマップツールを使ってCVRを向上させることはできません。
ただ、ヒートマップツールを使えばCVRが向上することは確かです。
SEO効果が得られる
先ほどもありましたが、ヒートマップツールによりユーザーの直帰率減少・滞在時間の延長を実現できるとSEO効果も得られます。
Googleはより長い時間、サイトやLPにユーザーが滞在して欲しいと考えているためヒートマップツールにより直帰率や滞在時間を改善することは非常に大切です。有益なコンテンツと判断されればより上位表示されやすくなるため、常に改善施策を考えることをおすすめします。
説得力ある改善提案ができる
ヒートマップツールを使えば、上司やクライアントにデータとして改善提案ができます。
例えば、「この部分で多く離脱しているので改善しましょう!」「CVRが上がってきていますがここを改善すればうまくいくかもしれません」など定量化されたデータがあれば説得力が増します。
ヒートマップツールを比較する際のポイント
先ほどおすすめの無料・有料ヒートマップツールをいくつか比較してご紹介しました。
ではもっと深掘りをしてヒートマップツールを比較する際のポイントをいくつかご紹介します。
自社に合った機能や価格のものを選ぶ
基本的な比較ポイントとして、ヒートマップツールに求めている機能とその価格を決めましょう。
「なんでもいいからヒートマップツールを導入したい!」と目的なしに導入してもうまく活用できません。さらにいえば、必要ない機能に余分な費用を支払う意味もありませんからヒートマップツールは自社に適した機能が搭載されているものを選ぶことをおすすめします。
データの保持期間や可能なページ数を確認する
無料で使えるヒートマップツールの多くは、データの保守期間やアクセス解析などが可能なページ数に上限があるのが一般的です。
「まずは無料で試してみたい」という方はそのヒートマップツールのデータ保守期間がどれくらいでアクセス解析が可能なページ数はどれくらいあるのかを知っておきましょう。もちろん、有料ヒートマップツールであれば上限がないものがほとんどですが、中には上限設定されているものもあります。
サポート体制がしっかりしたツールを選ぶ
ヒートマップツールを使う上でわからない点をすぐに相談できるものがおすすめです。
お問い合わせはもちろんのこと、電話をしてすぐに対応してくれるのかも選ぶときのポイントです。もし問い合わせから数日間音沙汰がないようなヒートマップツールはおすすめできませんし、対応に数日間かかるようなヒートマップツールもおすすめできません。
ヒートマップツールはしっかり比較して自社に合ったツールを選ぶことが大切!
ヒートマップツールは数多く提供されているため、どの無料・有料ヒートマップツールが自社に適しているのかを比較検討する必要があります。
例えば、「アクセス解析は必要だけどインサイト解析は必要ない」など機能の有無を把握します。特にアクセス解析はサイトやLP改善に欠かせません。
必要最低限の機能を洗い出し、サイトやLPのアクセス数上昇に応じてどんどんヒートマップツールをグレードアップすることをおすすめします。
まとめ
今回の記事では、おすすめヒートマップツールをご紹介させて頂きましたが、BOXIL SaaSでは多くのリードを獲得することができます。
まずは、実際の費用や活用事例をこちらからご確認下さい。