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ABテストの効果的なやり方とは?分析手順や便利ツール・事例まで徹底解説!

ABテストはコンバージョン率アップや売上向上を目指すため、web広告やサイトで用いられるテストです。正しい手順で分析を行うことで大きな成果を見込めます。この記事では、ABテストの具体的な事例ややり方を紹介します。


目次[非表示]

  1. 1.ABテストとは
  2. 2.ABテストのメリット
  3. 3.ABテストのやり方・手順
  4. 4.成果が出るABテストのやり方・ポイント
  5. 5.失敗するABテストのやり方事例
  6. 6.ABテストで分析すべき箇所
  7. 7.ABテストのやり方をマスターして流入数を増やそう!
  8. 8.SaaS企業の集客ならBOXIL


ABテストとは


ABテストとは、主にWebサイトでAB2つのパターンを作成しどちらがより成果が上がるかを期間を定めて検証するテストのことです。

具体的には、Webサイトのタイトルやコピー、画像などを変えることで成果の出方をみます。

ここからABテストを詳しく知るために以下について説明します。

  • ABテストの目的・効果
  • Webサイトへのユーザー流入増加
  • コンバージョン率の向上
  • 離脱率の改善
  • ABテストの種類

効率的にABテストを行いたい場合には、無料で使えるABテストツールもあるので利用を検討しましょう。


ABテストの目的・効果


ABテストを行う目的は主に以下の3つが挙げられます。

  • コンバージョン率の向上
  • 離脱率の低下
  • 検索ユーザーの流入増加

これらの目的が達成されることで、売上向上につながります。

また、ABテストを行っていくうちにより売上向上をさせるためのサイト作りのノウハウがたまるので他のサービス販売にも活かせるのです。


Webサイトへのユーザー流入増加


ABテストを行うとどのようなタイトルやサムネイルがユーザーに好まれるのか分析できます。

検索ユーザーがサイトをクリックするかどうかはタイトルで決まると言っても過言ではありません。

ABテストを効果的に行うことでwebユーザーの流入も増加できるのです。


コンバージョン率の向上


CTA(行動喚起)のボタンの文言や色などをテストすることでよりコンバージョン率をアップさせることができます。

例えば、CTAのボタンのワードを「資料請求」とするのではなく「資料請求はこちら」とすることでユーザーが迷わずクリックできるようになります。

実際の事例としてもこれで成功した事例がいくつかあるのでツールなどを利用してCTAのテストを行いましょう。


離脱率の改善


サイトの文章や見た目を変えることで離脱率の改善をした事例があります。

また、記事のフォントや紹介文・アイキャッチ画像や、行間など文章やレイアウトを変えたものをテストし、より滞在時間が長いものを採用することで離脱率の低下を目指します。

離脱率のチェックにもABテストツールは使えます。


ABテストの種類


ABテストには「逐次テスト」と「平行テスト」の2種類があり、2つのテストの違いは分析の手順の違いにあります。


逐次テスト:ABパターンを別の期間でそれぞれテストすること。

並行テスト:ABパターンをどちらとも同じ期間にテストすること。


逐次テストはLPOツールを実装する必要がない点がメリットです。ただ、同時期にテストを行わないことで季節性のテーマの場合は結果に信憑性が欠けます。


並行テストは、ABともに同条件で分析できるので結果に信憑性が生まれます。

ただ、LPOツールの実装費がかかるため費用が掛けられる場合は並行テストにしましょう。


どちらのパターンを選ぶにせよ正しい手順でツールをもちいてテストを行うことが大切です。


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ABテストのメリット


ABテストにはいくつかの効果があります。


紹介するABテストのメリットは以下の3つ。

  1. 定量的に仮説検証ができる
  2. 低コストでPDCAサイクルが回せる
  3. サイトリニューアルの方向性を事前にチェックできる


定量的に仮説検証ができる


数値として仮説を検証し、分析できるのがABテストのメリットです。

定量的な検証ができればweb施策のノウハウも蓄えることができ、次の広告運用などで早く成果を出すことができます。


例えば、入力フォームの項目数をAB2つのパターンで分けてテストすることで、離脱率にどれだけ差が生まれるかを検証可能です。

専門のツールを使用すれば効率的に数値化して分析できる点がABテストの良い部分といえます。


低コストでPDCAサイクルが回せる


ABテストを活用すれば低価格で効率的にPDCAを回せます。

というのもwebサイトやネット広告では、テレビやチラシに比べると低価格で作成できます。そのため、コンバージョン率が低い広告自体を差し替えやすいのです。

仮説検証を繰り返す中で簡単にPDCAを回すことができるのがネット広告のメリットです。

ツールを用いて検証を行うと、より効率的なテストが可能になります。


サイトリニューアルの方向性を事前にチェックできる


サイトリニューアルの際に、サイトの方向性をABテストを通じて事前に決めておくことで無駄な費用がかからず済みます。

具体的には、CTAボタンの文章や配置、ファーストビュー、コピーなど様々な点でABテストを行うと良いです。

それらを行う際には、ABテスト用のツールを用いるのもおすすめです。


ABテストのやり方・手順


ABテストはwebサイトやweb広告で非常に効果を発揮する分析方法ですが、正しいやり方で手順を踏むことが大切です。

ABテストの手順についてここから解説します。


仮説を立てる


サイトの課題を洗い出し、テストで分析すべきページや箇所を選択します。

そして、課題解決に向けてどう変更が必要かを話し合い、仮説を立てます。


テストにおいて仮説を立てる段階が一番重要です。仮説が間違った方向を向いているとそのあとのテストが全て無駄になってしまうからです。


ツールを利用しつつ正しい手順で仮説を立てましょう。


テストパターンの作成


仮説がたてられたらテストパターンを作成しましょう。


明確な仮説のもと、テストを行うページを作成します。なぜ離脱率が高いのか、どこにユーザーの抵抗が生まれるのかを検討することが大切です。


実際の事例から分析してみても良いです。


テストを実施する


テストを実際に開始しましょう。

テストでは、あらかじめテスト期間や時期を決めておくことが大切です。


テスト結果を確認・検証する


そして最後にテスト結果を確認し、分析を行いましょう。


仮説通りにならなかった場合は、なぜうまくいかなかったのかを分析するチャンスです。

逆に、仮説通りになった場合は他の広告運用でも試すなどして検証を繰り返していきましょう。


成果が出るABテストのやり方・ポイント


効果を期待できるABテストのやり方と、そのポイントについて詳しく紹介します。

ただやるだけでは効果が出ない場合も多いABテスト。工夫次第で大きな成果を見込めるので、諦めずに取り組んでいきましょう。


ここから、実際の事例から得たやり方を紹介します。


【やり方①】複数の視点で課題を洗い出す


必ず複数視点で課題を見つけるようにしましょう。

1つの視点から問題を見つけてもそこに本質的な問題がない場合には、いくら検証しても効果が期待できません。

必ず幅広い視点で課題を見つけることが大切です。


【やり方②】行動・心理データから仮説を立てる


行動や心理データから仮説を立てることで、検証に裏付けをもたらすことができます。

課題から仮説を立てるといっても、ペルソナの心理や行動分析を行わないと効果のある仮説を立てるのは難しいです。

人の行動や心理を知ることが売り上げの向上に直結すると言えます。


【やり方③】変更箇所は1つだけにする


AパターンとBパターンで変更する箇所は1つだけにしましょう。もし2つ以上変更してしまうと、どのポイントがどのように作用したのか「原因と結果の関係」が分からなくなり、テストの意味がなくなります。

仮説1つにつき検証も1つずつ行うことが大原則です。


【やり方④】セッションが多く、CVが近い箇所を優先させる


セッション数、つまり訪問数が多くCVが近い箇所を優先してテストしましょう。

セッション数が多いページはトップページや広告の遷移先であるLPページなどが挙げられます。

人が多く見るページを改善できれば成果を上げられるのは当然でしょう。


【やり方⑤】目的・仮説を明確化する


どの実験にも言えることですが、目的と仮説を明確にしなければ検証をする意味がありません。

ABテストの目的が「離脱率の低下」なのか「コンバージョン率のアップ」なのかでも仮説の立て方が大きく変わります。

テストの目的に基づいて仮説をたてられれば、意味のない分析を防げます。


【やり方⑥】流入ユーザーの条件を揃える


ABテストでは流入するユーザーの条件をなるべくそろえるようにしましょう。

例えば、検索で流入したユーザーと広告で流入したユーザーとでは製品に対する関心度合いが異なります。

「どのユーザーにはどの方法が効果的か」を明確にするためにも、条件をそろえるのがポイントです。


失敗するABテストのやり方事例


ABテストは、思った以上に効果が出ないなど失敗する事例も多くあります。

ここから失敗するABテストにありがちな事例を紹介します。


ABテスト自体が目的になっている


ABテストをすること自体が目的になっていると失敗する可能性が高いです。

コンバージョン率をアップさせたいといった本来の目的を達成するために必要なことは本当にABテストなのでしょうか。

ABテスト以前に、ペルソナを設定できていない、ユーザーが求めていることがわからない場合はユーザーの調査から始めることが大切です。

多くの事例をみてもABテストで課題解決ができるわけではないといえます。


2つ以上の要素を用いてABテストを行う


AパターンとBパターンで2つ以上要素を変えてテストを行うと、どの要素がどう影響したのかわかりません。

例えば、インスタグラムでテストする場合にAとBで画像も文章も全く別のものでテストしたとします。もし、Bで結果が出たとしてもBで使用した画像が良かったのか、文章が良かったのか分からないのです。

成功事例をみても必ず変える項目は1つすることが大切だといえます。


ABテストのデータが少なすぎる


ABテストを3日程度で行うなど、短い期間でテストするのは危険です。

その間収集できるデータが少ないため、正確な分析ができないのです。

1か月程度テストを行うと安定したデータを入手できます。


期間を変えてABテストを行う


異なる期間でABテストを行うのはなるべく避けましょう。

Bのテストを行った期間だけ競合サイトがキャンペーンを行っているなど、テストの結果に影響する外部要因が生まれるためです。

先ほども言った通り条件をできるだけそろえてテストすることがポイントです。


ABテストで分析すべき箇所


ABテストで分析すべきカ所について以下の3つを紹介します。

・LP(ランディングページ)

・CTAバナーデザイン

・CTAの種類

変更にはポイントとなる手順もあるので、それらの注意点も見ていきましょう。


LP(ランディングページ)




LPはリスティング広告やディスプレイ広告の遷移先としてよく使われるページです。そのため、コンバージョン率の変化など数値での分析がしやすくABテストに最適です。

以下の手順でABテストを進めましょう。

  • ファーストビューのデザイン・画像の変更
  • CVR率の高いほうのデザインを採用
  • デザインを1つに固定しコピーや文章の変更

条件は1つだけ変更するのがポイントです。


CTAバナーデザイン


CTAバナーデザインもクリック率を左右する大事な要素です。

目に入るビジュアル(写真やデザイン)から、細かい文章へといった手順で条件を変更させていきましょう。


CTAの種類


CTAの種類をいくつか変えて分析してみましょう。

例えば、「資料請求」と「お問い合わせ」では資料請求の方がユーザーが抵抗なくクリックすることが多いと言われています。

ただ、資料請求のクリック率は向上しても受注率が低ければ意味がありません。逆に、お問い合わせにした方がクリック率は下がるけれど受注率が上がる場合にはお問い合わせとするのが適切です。

最終目的が「受注率の向上」であるならば、そのように実験を行いましょう。


ABテストのやり方をマスターして流入数を増やそう!


ABテストはやり方次第でユーザーの流入数を増やすことができ、そこから売上に直結するものです。

紹介したポイントなどに注意して正しい手順でABテストを実践し、売上向上を目指しましょう。


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