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GA4のイベントとは?種類や設定方法・代表的なパラメーターまで解説!

近年GA4(Googleアナリティクス4)が次世代の種類のアナリティクスとして公式認定され、早速GA4を活用してマーケティング活動に取り組んでいる企業も多いでしょう。しかしGA4はまだ新しいアナリティクスなので、使用方法が分からず苦労しているマーケティング担当者の方も多いのではないでしょうか。そこで本記事ではGA4のイベントについて詳しく解説を行い、GA4の種類や設定方法・代表的なパラメーターについても詳しく解説をしていきます。


GA4のイベントとは?

Webサイトやアプリにユーザーがアクセスすることで起こした行動のデータを、「GA4イベント」といいます。GA4のイベントを設定すればユーザーが閲覧したページの表示やクリックしたリンクや購買などのさまざまなデータを取得することが可能です。GA4イベントを活用すれば、ユーザーが行うほとんどの操作や行動の種類をイベント単位での計測が可能になります。


GA4のイベントを使用するメリット

GA4のイベントを活用すればwebとアプリを同時に継続できるので、webとアプリ両方をまたぐようなユーザーでも簡単に認識・分析可能になりました。またGA4イベントでは、「予測機能」などの種類のGoogleの機械学習モデルを活用した分析もできるようになったのもメリットの1つです。GA4イベントで収集したデータをもとに、購入見込みの高いユーザーや商品売り上げ予測などの分析も可能になりました。

GA4は他にも、BigQueryとの連携が標準機能として設定され、データ集計前の生のリアルな種類のデータの取得が可能になり、精度の高い分析も実現可能になったのです。


GA4とのユニバーサルアナリティクスにおけるイベントの違いは?

ユニバーサルアナリティクス(以下UA)の主な計測方法は、セッションやページビューなどのデータです。この計測方法を使用してしまうと、20分程度の動画を全て視聴した人と、動画の最初からすぐに離脱してしまったユーザーも同様の「1PV(ページビュー)」として計測されてしまいます。一方のGA4のイベントを活用すれば、全てのユーザーのアクションがイベントとして計測されるので、実際の動画視聴時間以外にも広告のスキップや離脱クリックなどもGA4では正確に計測可能です。

結論としてGA4のイベントはUAと比較して、ユーザーの細かな動きまで把握できるのが違いといえます。


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GA4のイベントの種類

GA4のイベントを活用すれば、ユーザーの動向を細かに把握可能になって自社のマーケティングの効果を高めることができます。ではGA4のイベントにはどのような種類のものがあるのでしょうか?


拡張計測機能イベント

GA4のイベントの管理画面からオプションを有効にすることで計測可能なイベントがGA4の「拡張測定機能イベント」です。この種類のGA4のイベントは操作が簡単でコードの変更などもせずに計測開始できる方法であるのがメリットといえます。下記に継続可能な種類のイベントを表記しておきますので参考にして下さい。


・離脱クリック

・ページビュー

・フォーム操作

・サイト内検索

・ファイルダウンロード


GA4の拡張測定機能イベントを活用すれば、意向度の高いユーザーのアクションが起因するホワイトペーパーのダウンロードなどに関するアクセス解析に役立つデータを取得できます。


推奨イベント

Googleが率先的に推奨しているイベントがGA4の「推奨イベント」です。各用途や業種ごとに利用を振り分けているGA4のイベントで、「オンライン販売向け」や「ゲーム向け」などの業種ごとにイベントを振り分けています。


カスタムイベント

推奨イベントや自動収集イベント以外の計測を行う方法として使用するGA4のイベントが、「カスタムイベント」です。自分の意志でイベント名やパラメーター名を設定できるのが特徴で、各業者や計測したい内容に適したイベント設定が可能になります。下記にGA4のカスタムイベントで計測できるデータを表記しておきますので参考にして下さい。


・特定ページの閲覧数

・指定した割合以上のスクロール

・ハンバーガーメニューやアコーディオンのクリック

・組織への寄付


GA4のイベントの代表的なパラメーター

計測したイベントに関連する不可情報がGA4の「パラメーター」で、各イベントに合わせたパラメーターが設定できるのがGA4の最大の特徴です。では、GA4のイベントの代表的なものについて詳しく解説をしていきましょう。


ad_event_id

AdMobから送信されるパブリッシャーのイベントで、ユーザーが広告をクリックした際にGoogle Mobile Ads SDKを通じて送られるパラメーターがad_event_idです。このGA4のイベントはBigQueryにエクスポートされないGA4のイベントの1種といえます。


page location

表示されているwebページのURLを抽出したり、別のページに移動する場合に有効なパラメーターがGA4の「page location」です。URLやホスト名、パスやプロトコルなどの情報を得るために、さまざまな機能が搭載されています。


search_term

ユーザーがアプリ内で検索したワードを検出する効果の高いパラメーターがGA4の「search_term」です。このパラメーターを活用すれば、サイトやアプリ内でのユーザーニーズを的確に把握できます。


screen_view

スクリーンが移動した際に記録されるイベントがGA4のパラメーターの1つである「screen_view」です。このイベントを活用すれば各スクリーンごとのユーザーの閲覧者数を把握できるのがメリットといえます。


link_url

リンク先のURLを計測可能なイベントがGA4のパラメーターである「link_url」です。このイベントを活用すればユーザーが移動したリンク先のURLを簡単に計測できます。


payment_type

支払いの種類を計測するイベントがGA4の「Payment_type」です。このイベントの活用によりユーザーの支払い方法を把握することができます。


GA4のイベントの設定方法

GA4のイベントを最大限活用すれば、自社マーケティング効果を高めることができ、商品やサービスの購入にも繋がっていきます。ではここからは、GA4のイベントの設定方法について詳しく解説をしていきましょう。


拡張計測機能イベントの設定

GA4には自動的にイベントの収集を行い、ユーザーが収集するかどうかを選択できるGA4の「拡張計測機能イベント」が備わっています。この機能を活用することにより、データ分析のための必要最低限のデータのみ計測可能になるのでデータ削除などの工数を省くことが可能です。GA4の拡張継続機能イベントの設定は、特に難しい操作なども不要なので、現状の設定確認後にイベント継続の選択をしましょう。


推奨イベント・カスタムイベントの設定

手動での設定が必要なGA4のイベントが「推奨イベント・カスタムイベント」です。どちらも「GA4の管理画面」、「Googleタグマネージャー(GTM)」の2通りから設定できます。GA4の推奨イベント・カスタムイベントの設定では設定上の都合により、パラメータの「イベント名(event_name)」を指定するよう注意しましょう。


GA4のイベントの確認方法

GA4のイベントを設定した後には、GA4イベントの効果を確認することでより深くPDCAサイクルを回すことができます。ではGA4のイベント確認方法について解説していきましょう。


イベントメニューで確認する

GA4の「イベント」メニューにある「既存のイベント」を利用することで、設定したイベント名が正しく計測できているかを確認できます。しかし、GA4のイベントレポート画面に計測されたデータが表示されるまでに、数時間から1日程度の時間がかかる場合があるので事前に確認しておきましょう。また確認が取れない時には、ある程度の時間をおいてからの再確認がおすすめです。


GTMでタグの発火を確認する

GA4のGTMのプレビューモードを活用すれば、GTM導入後のイベント設定の確認ができます。「Fired」という表示が記載されれば、イベントタグが発火している証拠です。


GA4のイベント分析に役立つ機能

従来のUAと比較すると、データ分析のための詳細な情報を収集できる機能を搭載しているのがGA4のイベントです。ではGA4のイベント分析に役立つ機能について紹介していきます。


レポート

大まかな基本的指標を確認できる機能が、GA4の「レポート」機能です。イベントデータの確認・分析作業などをデフォルトで準備されている複数のフォーマットを活用して行うことができます。GA4のレポート機能を活用すれば一目でサイト全体の状況を把握することができ、サイトへのユーザーの流入経路などを効率的に把握することも可能です。


データ探索

レポート機能だけでは確認不可能な細かな分析ができる機能が、GA4の「データ探索」機能です。確認したい項目やデータを自由に選択可能なうえに、レポート形式を自由に選択できます。下記にデータ探索で確認可能なデータを表記しておきますので参考にして下さい。


・ユーザーがサイトに訪れるまでの流入経路

・ユーザーごとのイベントや行動

・コンバージョンに至るまでのステップにおける放棄率や完了率


各種グラフや表などを活用して表示すれば、効率的にデータ分析結果を把握することもできるので、細かなデータ分析にはデータ探索はおすすめの機能といえます。


GA4のイベント設定の注意点

GA4のイベントはデータ分析にも強く、多彩な機能を持ち合わせていますが設定時にはいくつかの注意点があります。ここからは、GA4のイベント設定時の注意点について詳しく解説をしていきましょう。


イベント設定のタイミング

GA4でイベント変更や新たに作成すれば、作成後や変更後のデータに適用されて過去のデータには一切適用されません。例えば特定のボタンのクリック数を継続可能なイベントを作成すれば、イベント作成後からのカウントとして計測され、作成前のクリック数はイベントとして計測されないのです。また、イベント変更には、機能が有効になるまで1時間以上かかってしまいます。

したがって、利用開始後すぐにイベント設定するなど、イベント設定のタイミングがGA4のイベント設定時の注意点の1つです。


イベント名の設定

大文字と小文字で異なるイベントを指すのがGA4のイベントの特徴です。したがって、カスタムイベント作成時や新規イベント作成時には入力設定を間違えないように注意しましょう。また、GA4ではイベント名はスペースは利用できず、英数字とアンダースコアのみ利用可能で先頭の文字は英字でなければいけません。入力を間違えないように、分かりやすい英語での設定がおすすめです。


イベントの数

GA4では既存イベントをもとにして作成可能な新規イベント、変更できる既存イベントのそれぞれの数は最大50件までに限定されています。イベント作成時にはできるだけ無駄なイベントは省いて、重複して作成しないように注意しましょう。


GA4のイベント分析を使って事業改善に役立てよう!

従来まではUAがイベント計測の有効なツールとして活用されてきたので、UAに慣れている方にとってはGA4のイベント分析は使いにくいかもしれません。しかし、GA4のイベント分析を存分に活用することで、ユーザーの動向や流入経路なども把握できて自社のマーケティング効果も向上していくのです。本記事を参考にして頂き、今後自社の事業改善のためにGA4のイベント分析を最大限活用してください。


まとめ

今回の記事では、自社の事業改善のためのGA4のイベント分析について詳しく解説をしてきましたが、BOXIL SaaSでは掲載するだけで手間をかけずにオンライン上での有効リードを獲得することができます。


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