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ニューロマーケティングとは?メリットや問題点・活用事例などを徹底紹介!

昔は良いものを作れば勝手に消費者が集まってくれ、勝手に売れていきました。しかし、現在はそうではありません。消費者のニーズが多様化しており、情報の取り方も多様化しているため「質が良い」だけで商品が売れることはありません。そんな現代において無意識な感情の変化を読み取る手法として「ニューロマーケティング」が注目されています。


ニューロマーケティングとは?

ニューロマーケティングは無意識な感情の変化を読み取るマーケティング方法です。


消費者の感情の変化は多種多様で、表に出るものもあればそうでないものもあります。今までのマーケティング方法では表に出る感情の変化しか読み取ることはできませんでしたが、ニューロマーケティングは無意識な感情の変化を読み取ることができます。脳科学の知識をマーケティングに応用しているため、そういったことが可能です。


もちろん、以下の要素も含めてマーケティング戦略を考えます。

  • アンケート
  • インタビュー

今まで行っていたマーケティング方法に視線の動きなど無意識な感情の変化を取り入れたのがニューロマーケティングと言えるでしょう。


ニューロマーケティングが注目されている理由・メリット

ニューロマーケティングがここまで注目されているのは「目新しいマーケティング方法」だからだけではありません。現代に適したマーケティング方法であることはもちろんのこと、他の観点からニューロマーケティングは評価されています。


1.言語化される前の感情を可視化できる

例えば、とあるサービスを利用しているユーザー100人にアンケートを取ったときの回答が以下のようなものだったとします。


  • もっとボタンをわかりやすく表示してほしい
  • このページの字が読みづらい
  • 背景色がややこしい


これはアンケートにより得ることができた「言語化された感情・情報」です。しかし、ユーザー自身も気づいていない無意識な感情はこのアンケートに含まれていません。ユーザー自身が理解できていないことをアンケートで答えることはできないでしょう。多くの企業がアンケートやインタビューを導入してはいますが、潜在化されているニーズを掘り起こすことはできないデメリットを抱えています。


そういった、アンケートを取る側も取られる側も理解できていないことを顕在化させることができるメリットがあります。


2.感情の変化をデータ化することができる


今までは「感情の変化」をデータとして蓄積することはできませんでした。


理由として「そもそも感情の変化を読み取ることが難しい」が挙げられるでしょう。マーケティングをする側も「たぶん、こんな感じじゃないかな」とおおよそで考えるしかなかったことをニューロマーケティングでより明確に認識することができるようになりました。定量化することが難しい事象をニューロマーケティングにより定量化することができるとイメージすればわかりやすいかもしれません。多くの事象を数値化できるのはメリットでしかありません。


個人個人で分かれていた感情的な情報をデータ化し分析することで何か共通点を見出すことができるかもしれません。共通点を見出すことができればニューロマーケティングを活用していない企業よりも多く施策を打ち出せるメリットが生まれます。


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ニューロマーケティングに用いられる技術・方法とは?

「無意識な感情の変化を読み取る」と言われても、具体的にどんな方法で読み取っているのかわからないという方がほとんどでしょう。

そもそもニューロマーケティングはまだ誕生して日が浅いマーケティング方法ですし、日本でそこまで広がっているマーケティング方法でもありません。そのため、ニューロマーケティングをしたいがどんな方法ですればいいのかがわからないという疑問が多く見られます。

ニューロマーケティングに用いられる技術や方法には以下のようなものがあります。


1.アイトラッキング

人間の視線の動きを計測するアイトラッキングという方法が一般的です。


消費者がどこを重点的に見ているのかを把握し、いつ視線が動いているのかも把握することができます。これにより主に見られているコンテンツを残しつつ、見られていないコンテンツをより見られるように改善するなどマーケティング施策への応用も考えられるでしょう。それだけでなく、視線の動きを分析することでコンテンツの配置まで考えることができるようになります。


2.表情認識

人間には色々な感情があります。



大きく分けても4つの感情がありますから、細分化すればもっと感情があるでしょう。その感情を目や唇の動きからAIが認識・分析し、消費者がどのような感情を抱いているのかを細かく把握することが可能です。

活用事例としては「広告への反応」があるでしょう。


  1. 広告を制作する
  2. 被験者に向けて広告を掲示する
  3. 被験者の表情をAIが読み取る
  4. AIが被験者の感情を分析する


これにより広告を見た被験者がどのような感情を抱いているのかを把握できます。あまり良い反応ではないなら広告をもっと消費者向けに改善すべきでしょう。


3.fMRI

fMRIは「functional magnetic resonance imaging」の頭文字をとった造語です。


MRIの技術を用いて脳の活動状態を画像化する技術・方法をfMRIと言います。脳の活動状態を画像へ起こすことにより消費者の感情をより深く認識することができます。ただ問題点として、fMRIは多くの設備を必要とし、初期費用を必要としますので従来のマーケティング手法と比較するとコストはかなり高くなってしまいます。


従来のマーケティング手法のまま分析を続けるのか、それともfMRIで高額なコストをかけてより深いマーケティング手法で分析をするのかは企業予算によるでしょう。


ニューロマーケティングの分析指標とは?

以上の技術・方法を使いニューロマーケティングを行います。それにあたり、ニューロマーケティングには「分析指標」という概念が3つ存在しています。ニューロマーケティングを実際に行う前に「分析指標」について理解を深めておきましょう。


1.生理指標

生理指標とは脳波や前頭葉に流れ込んでいる血液量や心拍数といった「数値化」された情報のことを言います。

自分でコントロールすることができず、体が勝手に数値を上下させるものです。例えば、上がってしまった心拍数を自分の意思で下げることができる人はいないでしょう。そういった自分ではコントロールできない指標を用いてニューロマーケティングで分析を行うことで、意図的な分析結果を避けることが可能となります。


2.行動指標

先ほどのアイトラッキングや表情認識は行動指標に分類されます。

人間の心身の動きをAIが読み取り、定量化したものを行動指標といいます。Webサイトだけでなくオフラインでの行動指標もあり、ニューロマーケティングで分析できる幅はどんどん広がりつつあるのが現状です。

例えば、並べられた商品を消費者がどのように見ているのかを把握することができます。色やインパクトなどを事前に数値化しておき、消費者の心を掴んだのはどういった数値だったのかをニューロマーケティングで分析することも可能です。


3.主観指標

主観指標はニューロマーケティングではなく、従来のマーケティング手法から得た情報のことを言います。

例えば、アンケートやインタビューなど多くの企業が実践しているものが主観指標として現れます。もちろん、より良い情報を得るためにアンケートやインタビューの質を上げる必要はありますが、概念自体は昔から続くマーケティング手法と大して変わりません。

ニューロマーケティングが主流になったとしても主観指標は大切です。


ニューロマーケティングの活用事例は?

ニューロマーケティングの解説はここまでにして、実際に活用された事例について見ていきましょう。ニューロマーケティングをうまく活用することで企業としての実績を大きく上げることができるかもしれません。


1.赤ちゃん用おもちゃ

我々大人は自分の意思で「こういったものが欲しい」と伝えることができます。

しかし、言語をうまく操れない赤ちゃんの場合はどうでしょうか。アンケートやインタビューをとったとしても答えに期待はできません。親御さんに聞いたとしてもそれが赤ちゃんが求めている答えかどうかもわかりません。


こういった問題点を抱えていたとある玩具メーカーは赤ちゃんに対してニューロマーケティングを行いました。実際に玩具を赤ちゃんに手渡し、赤ちゃんがどういった反応を示しているのかをニューロマーケティングにより分析をしたのです。結果はうまくいき、玩具メーカーは新規参入からわずか数年で年間数十億円もの売り上げを達成しています。


意思疎通が難しい赤ちゃんだからこそニューロマーケティングが活きた活用事例だと考えられます。


2.企業ロゴの変更

企業ロゴは素人がパッと作っていいものではありません。


企業ロゴが世間に与える影響は凄まじく、企業ロゴを見ただけでどの企業なのかを明確に判断することができる人も多いでしょう。ただ、どうやって我々は企業ロゴから「この企業のロゴだ」と判断しているのでしょうか。多くの企業はこの問題点の解決策を見つけることができていません。

この問題点をニューロマーケティングで解決することができます。とあるメーカーは成人10人にどのロゴにすればいいのかを質問しました。そして、成人10人がどのようにしてロゴの良し悪しを判断しているのかをニューロマーケティングで分析し、一番反応が良かったロゴを取り入れたと言います。


成人の「記憶」と「共感」をベースにロゴを決めることができるのがニューロマーケティングのメリットであり素晴らしい点です。


企業がニューロマーケティングを活用した事例は?

そして、実際に企業がニューロマーケティングを活用した事例もいくつか公開されています。企業の活用事例を2つご紹介します。


1.花王株式会社

花王株式会社はその商品の特性から消費者の五感を分析する必要がありました。


  • どのように香っているのか
  • どのように感じているのか


ものの感触や形状だけでなく色や香りまで花王株式会社は脳科学的に解析を進めたのです。結果、消費者の心に響く商品の開発を成功させています。花王株式会社のような大きな企業もニューロマーケティングを導入している事例がありますので、中小企業も導入できると考えられるかもしれません。

2.白鶴酒造株式会社

白鶴酒造株式会社もニューロマーケティングを活用している企業事例の1つです。


白鶴酒造株式会社はTVCMを放送していますが、視聴者の情動的な部分を脳科学的に解析。そこから商品パッケージのデザインを決めているといいます。白鶴酒造株式会社が行なっているブランディングが正しい効果を出しているかどうかをニューロマーケティングで分析していると言えます。


他にも多くの企業が導入している事例があります。


ニューロマーケティングの問題点は?

ニューロマーケティングは活用するメリットばかりではありません。また導入事例があると言って完璧なマーケティング手法でもありません。ニューロマーケティングを活用するデメリットや問題点がいくつかあります。


1.倫理的な側面を配慮する必要がある

ニューロマーケティングでは人間のありとあらゆる情報を駆使し、分析を進めます。そのため、「倫理的にここまで分析してもいいのか」をしっかり考えなければなりません。


例えば、ニューロマーケティングでは以下の情報を扱います。

  • 生理情報
  • 行動情報

これらは非常に重要な個人情報であり、決して流出してはいけない情報です。しかし、企業がセキュリティを万全にしておかないとニューロマーケティングにより得た情報が流出してしまうかもしれません。さらに、人間として分析してはいけない部分までニューロマーケティングで分析してしまうこともあるでしょう。


情報管理や実験時の安全確保を徹底しないと、ニューロマーケティングは問題点だらけのマーケティング手法になってしまいかねません。


2.設備や技術力が必要になる

ニューロマーケティングは比較的新しく誕生したマーケティング手法です。

まだ費用削減化が進んでおらず、マーケティング施策にニューロマーケティングを取り入れるのはコストがかかります。しかも、脳科学を用いますので脳科学に長けている人材が必要と問題点は山積み状態です。もし、技術力不足であればアウトソーシングも考えなければなりませんからニューロマーケティングを導入するだけでも解決すべき問題点がたくさんあることになります。


3.脳科学の常識に左右される

ニューロマーケティングは今までの脳科学の常識をベースに分析を進めます。

そのため、今までの脳科学の常識が変わればニューロマーケティングの結果も自ずと変わってくる問題点を無視することはできません。例えば、「〜博士が脳科学に関する新しい発見と過去の間違いを指摘!」なんて情報が出れば今まで手に入れてきたニューロマーケティングの結果が無効になるかもしれません。蓄積してきた情報が間違いだったことを意味しますので、ニューロマーケティングの大きな問題点として指摘されています。

ただ、脳科学の常識が変わるかもしれないというリスクを許容しつつニューロマーケティングを行うことが大切です。

  • 常に最適解を導き出す
  • ニューロマーケティングの結果だけに頼らない

問題点が指摘されているニューロマーケティングだけに頼らず、従来のマーケティング手法と併用しながらマーケティングを進めましょう。


これから期待されるニューロマーケティングの活用方法は?

問題点が指摘されているニューロマーケティングではありますが、これからの技術革新に期待がかかっています。具体的にどのような活用方法が考えられるでしょうか。


1.研究開発

多くの研究開発にニューロマーケティングが分析方法として追加されることは半ば確定していることでしょう。


例えば、以下の研究開発にニューロマーケティングが加わると考えられています。

  • 車の乗り心地
  • 食べ物の味わい・美味しさ
  • オフィスの空間が与える影響

今まで言語化・数値化が難しかった事象をニューロマーケティングにより言語化・数値化できると考えられています。企業がアンケートやインタビューで得ていた情報よりもより詳細な情報をニューロマーケティングで分析できるようになるかもしれません。すでに研究開発での活用事例もあります。


2.商品企画

先ほどの赤ちゃん用おもちゃや企業ロゴなどの活用事例ですでにニューロマーケティングが活用されていますが、商品企画にニューロマーケティングが活用され始めています。

  • ユーザーの調査
  • デザインの開発
  • 教育プログラムの開発

ユーザーが意識していない部分をニューロマーケティングにより掘り起こし、マーケティング施策に取り入れることができるようになればよりユーザーに沿ったサービスや商品の開発が可能になるでしょう。


ニューロマーケティングを活用して企業価値を上げていこう!

ニューロマーケティングはまだ問題点が山積みで、メリットもそこまで把握されていないマーケティング手法です。

ただ、分析面に関しては従来のマーケティング手法を大いに上回るのではないかと考えられています。今は問題点やデメリットを許容し、いかにニューロマーケティングと二人三脚で進んでいけるかが重要視されていると言っても過言ではありません。


まとめ(テンプレ)

今回の記事では、ニューロマーケティングについてご紹介させて頂きましたが、BOXILでは工数をかけずにリードを獲得することが可能です。

ニューロマーケティングはメリット・デメリットがまだそこまではっきりしておらず、問題点が山積みであるマーケティング手法として見られているかもしれません。しかし、今後はニューロマーケティングがマーケティング手法の1つとして考えられるようになると積極的にニューロマーケティングへ投資をしている企業も多くいます。活用事例や活用するメリットなどを見て自社でどのようにニューロマーケティングを活用すればいいのかを考えてみましょう。


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