サイトマップの作り方は?マップの役割やSEO対策の効果・作成ツールまで紹介!
初めて訪問するWebサイトでは、どのような記事があるのか知りたいです。
Webサイト内で気になる記事を見つけようとした場合、1つずつページを確認していくのは大変な手間になります。
そのような時、Webサイト内の全記事が見渡せるマップなどがあれば、一目瞭然で大変便利です。
この記事では、サイト全体を確認することができるサイトマップの役目や作り方、SEOへの効果などを紹介します。
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サイトマップとは
サイトマップとは、名前が示す通りWebサイトのマップ(地図)です。
Webサイト内の記事構成やページ構成を、地図で一望するように全体を見渡せるページとなります。
サイトマップがあれば初めてWebサイトに訪問したユーザーでも、目的の記事や興味のあるページを容易に探すことが可能となるでしょう。
サイトマップの役割
サイトマップは、Webサイト内でユーザーが見たい記事を探しやすくするためのページです。
Webサイトは複数の記事やページで構成されている場合が多く、Webサイトによっては複雑な構成になっていることもあります。
Webサイトが複雑になっている場合には、訪れたユーザーや検索エンジンに記事を見つけてもらえない可能性も出てくるでしょう。
サイトマップを作っておけば、Webサイトの全体構成やサイト内にどのような記事があるのかなど、ユーザーや検索エンジンに正確な情報を示すことが可能となります。
検索エンジンが正しくWebサイトの内容を認識しなければ、検索結果で表示されることはありません。
Webサイトの内容を検索エンジンに伝えるため、サイトマップは重要な位置づけとなります。
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サイトマップを作成するメリット
サイトマップを作り上げておけば、多くのメリットがあります。
検索エンジンやユーザーに、Webサイトの内容を正しく伝えられる点がメリットです。
さらにWebサイトを制作する段階においても、次に紹介するようなメリットが考えられます。
Webサイト全体を俯瞰してみることができる
Webサイトを制作する際、それぞれの記事内容に注力してしまいWebサイト全体の構成を見落としてしまう可能性があります。
記事一つひとつの内容は大変重要です。
しかしWebサイト全体の構成が整理されていなかったり、分かりにくい状態であった場合、検索エンジンやユーザーに記事を見つけてもらえない可能性が出てきます。
記事を見つけてもらえないと閲覧されることが無いため、作成した記事が無駄になってしまうことも考えられるでしょう。
Webサイトを制作する段階においてサイトマップを作り上げておけば、Webサイト完成後の全体像を俯瞰して見ることができるメリットがあります。
サイトマップがあれば、正確に検索エンジンにWebサイトを認識してもらうことができる点もメリットです。
またユーザーがWebサイトを訪れた際の導線を検討する場合も、サイトマップを作り上げていれば容易に決めることが可能となるためメリットと言えるでしょう。
Webサイトに新たな記事を追加する場合も、サイトマップがあればWebサイト内のどの位置に追加すればよいのか明確に決めることが可能となります。
サイトマップを作り上げていれば、多くのメリットがあると言えるでしょう。
プロジェクトチームと全体像の共通認識が持てる
Webサイトを複数名のプロジェクトチームで制作する場合も、サイトマップは重要な役目を果たします。
Webサイト制作の初期段階でサイトマップを作り上げておけば、Webサイトの構成や全体像をプロジェクトチーム内で共有することができる点がメリットです。
例えばサイトマップを視覚的に分かりやすい形で作成しておくことで、プロジェクトメンバー以外の関係者も理解しやすくなるためメリットと言えるでしょう。
またサイトマップがあることで、作業の分担もしやすくなるメリットがあります。
サイトマップを基にして各メンバーの作業範囲を明示すれば、認識の不一致や作業漏れをなくすことが可能隣メリットです。
サイトマップの種類
サイトマップはHTML形式とXML形式の種類があります。
それぞれの種類は目的が異なり、HTML形式のサイトマップは、ユーザーがWebサイトを利用しやすくするためのものです。
XML形式のサイトマップは、検索エンジンにWebサイト内の記事を伝達するためのものになります。
HTMLサイトマップ
HTMLサイトマップは、HTML(HyperText Markup Language)というマークアップ言語で記述されている種類になります。
HTMLとは、主にWebページを制作する際に使われる言語です。
Webサイトを訪れたユーザーに対して、Webページ内の記事や全体構造を把握してもらうことがHTMLサイトマップの目的となります。
ユーザーがHTMLサイトマップを参照することで、目的のページまでたどり着くことが可能です。
Webサイト内の全ページに表示される「グローバルナビゲーション」や、ページ最下部にある「フッター」などにHTMLサイトマップを設置することで、ユーザーが容易に参照することが可能となります。
XMLサイトマップ
XMLサイトマップは、XML(Extensible Markup Language)というマークアップ言語で記述されている種類になります。
XMLはHTMLと同じくWebページを制作する際に使われる言語です。
HTMLはWebサイトを見やすく装飾するための言語に対し、XMLはパソコンやWebサーバーが、効率よくデータを扱えるようにするための言語となります。
XMLサイトマップの目的は、Webサイト内の記事や構造を検索エンジンに正確に伝えることです。
ユーザーが検索エンジンで検索した際、検索結果として表示されるためには検索エンジンがWebサイトを認識している必要があります。
検索エンジンが認識していないWebサイトは、結果に出てきません。
したがって、多くのユーザーに訪問してもらおうとする場合、検索エンジンにWebサイトの内容を伝えるXMLサイトマップが重要な役目を果たします。
SEOの効果を高めるために、XMLサイトマップを作り上げることは有効な手段です。
HTMLサイトマップの作り方
HTMLサイトマップを作っておくことで、Webページに訪れたユーザーが目的の記事を見つけ出すことが容易になります。また、Webページ全体の構造を把握することも可能です。
ここではHTMLサイトマップ2種類の作り方を紹介します。
【作り方】①手動で作成する場合
手動での作り方は、Webサイト内の全ページ分のリンクを一覧として作成します。
各ページをカテゴリー分けしている場合は、カテゴリーごとにページの一覧を作成すれば見やすいでしょう。
注意しないといけないのは、ページの漏れがないようにすることです。
また新たなページを追加した場合は、サイトマップを手動で更新する必要があります。
このように、手動での作り方は手間と時間がかかるのが特徴です。
【作り方】②WordPressのプラグインで作成する場合
WordPressのプラグインでのHTMLサイトマップの作り方は、「PS Auto Sitemap」というプラグインを使用します。
「PS Auto Sitemap」を使うことで、手間や時間がかからず簡単にHTMLサイトマップを作り上げることが可能です。
「PS Auto Sitemap」では自動でサイトマップが生成されるため、ページの漏れが発生することはありません。
新しいページを追加した場合でも、自動で更新してくれます。
作り方の手順は次の通りです。
- Webサイトに「PS Auto Sitemap」プラグインをインストールし有効化
- 設定メニュー「PS Auto Sitemap」を選択し、各種設定を行う
- 設定画面の下にある「ショートコード」をコピー
- 固定ページメニュー「新規追加」を選択し、タイトルを「サイトマップ」とする
- エディタをテキストにして、「ショートコード」を貼り付け
- 「公開」を押す
- 固定ページメニュー「固定ページ一覧」から作成した「サイトマップ」の編集を選択
- ブラウザのURLから「post◇◇」の数字部分をコピー
- 設定メニュー「PS Auto Sitemap」を選択し「サイトマップを表示する記事」にコピーした数字を貼り付け
- 「変更を保存」を選択すれば完了
新たに作成した「サイトマップ」ページに、HTMLサイトマップが表示されます。
ページを追加した際は、自動でサイトマップが更新されるので便利です。
XMLサイトマップの作り方
XMLサイトマップはWebサイトの記事や構造を、検索エンジンに伝えることが目的となります。
XMLサイトマップを作り上げておくことで、Webサイト全体の情報を一括で検索エンジンに伝えることが可能です。
ここではXMLサイトマップ2種類の作り方を紹介します。
【作り方】①sitemap.xml Editorを使って作成する場合
「sitemap.xml Editor」は、XMLサイトマップの作成を目的としたWeb上のサービスです。無料で利用することができ、パソコンにソフトをインストールする必要もありません。
ただし最大1000個までのURLしか取得ができない制限があります。
つまり、Webサイト内に1000個を超えるページが存在する場合は、使用ができません。
作り方の手順は次の通りです。
- sitemap.xml Editorを表示
- 「PCサイトマップ」欄にWebサイトのURLを入力
- オプション設定の各項目を選択する
- 「サイトマップ作成」を押す
- サイトマップが「sitemap.xml」ファイルとして生成される
- 「sitemap.xml」をパソコンにダウンロード
- ファイル転送ソフトを使用して、Webサイトのrootディレクトリに「sitemap.xml」をアップロード
【作り方】②WordPressのプラグインで作成する場合
WordPressのプラグインでXMLサイトマップを作り上げることが可能です。作成する場合「Google XML Sitemaps」というプラグインが使用できます。
このプラグインを使用することで、XMLサイトマップの自動作成に加え、Google Search Consoleへの登録も自動で行うことが可能です。
WebサイトをGoogle Search Consoleに登録することで、検索情報の分析や順位、表示回数などを確認することができます。
ただしWebサイトをGoogle Search Consoleに登録するには、Google Search Consoleのユーザー登録を済ませておくことが必要です。
「Google XML Sitemaps」の作り方の手順は次の通りとなります。
- Webサイトに「Google XML Sitemaps」プラグインをインストールし有効化
- 設定メニュー「XML Sitemaps」を選択
- 「Google XML Sitemaps」の各種設定を行う
- 「設定を更新」を押す
WordPressで作成しているため、アップロードの必要はありません。
サイトマップを作成するツール
サイトマップは、Webサイトの構成を検討する際に必須となるものです。
サイトマップを使えば、Webサイトをどのような構成にするのかなどの検討が可能となります。
また訪れたユーザーがWebサイト内で辿る導線を設計する場合にも有効です。
ここでは、サイトマップの作成に適しているツールを5種類紹介します。
パワーポイント(Google スライド)
報告書や企画書、プレゼンテーション資料など、さまざまな種類の資料が作成できるパワーポイントは、サイトマップの作成にも適しているツールとなります。
パワーポイントは何種類もの図形を作成し、並べたり文字を入れたりすることが可能なツールです。
図形を用いれば、サイトマップを簡単に作成することができます。
エクセル(Google スプレッドシート)
エクセルは簡単にサイトマップを作り上げることができるツールとなります。
エクセルのセルに「カテゴリ名」や「ページタイトル」を入力し、セルの枠線を付けることでツリー構造にすることが可能です。
何種類もの図形を使うことなく、セルだけでサイトマップを作り上げることができます。
Adobe XD
Adobe XDは、Adobe社が提供しているデザイン作成ツールです。
Webサイトやアプリのデザインの作成など、何種類もの機能があるツールになります。
図形を簡単に作成できるため、サイトマップを作り上げることも可能です。
Cacoo
Cacoo(カクー)は様々な種類の図を作成したり、複数のメンバーで作成した図を共有したりすることができるWeb上のツールです。
フローチャートやマインドマップ、ワイヤーフレーム、モックアップ図、室内のレイアウトなど、何種類もの図を簡単に描くことができるツールになります。
Cacooでサイトマップを作ると、チーム内で共有することが可能です。
Lucidchart
Lucidchart(ルシッドチャート)は、チームワークを向上させるためのクラウドサービスツールです。
Lucidchartでは、業務フローやダイアグラム、チャート図、構成図、ワイヤーフレームなど、さまざまな種類の図を作成することができるツールになります。
また作成した図をチーム内で共有することが可能です。
Lucidchartでサイトマップを作成しチーム内で共有することで、各メンバーに説明したり意見やアイデアを集めたりすることが可能となります。
サイトマップを作成してサイト全体の方向性や目的を明確にしよう!
サイトマップを作れば、Webサイトの目的や方向性を見える化することが可能です。
Webサイトにどのような記事が不足しているのか、新しい記事を追加する場合はどの場所に追加すべきかなど、検討する際に有効な資料となります。
また、複数のメンバーでWebサイトを制作する場合も、サイトマップを作り上げることでWebサイト全体が明確になるため、作業分担などがしやすくなるでしょう。
Webサイト全体のボリュームを測ることも可能となるので、サイトマップはさまざまな用途で使用することが可能です。
まとめ
今回の記事では、サイトマップの作り方についてご紹介させて頂きましたが、BOXILでは工数をかけずにリードを獲得することが可能です。
まずは、実際の費用や活用事例をこちらからご確認下さい。