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SaaSとクラウドの違いは何?クラウドの種類や導入メリット・成功事例を紹介!

クラウドはさまざまなメリットを持ち合わせており、2000年代から急速に普及しました。

クラウドの種類も様々で、事例も多様化いたしました。

クラウドは、インターネットの普及に伴いビジネスの可能性が拡がり新しいビジネスモデルが登場したこと、扱うデータ量が増大して、自社のデータベースではその拡張に対応するのが限界になったことなどが背景となって登場した概念です。

この記事では、クラウドの基本的な概念やクラウドの種類・導入メリット/デメリット・クラウドの成功事例について紹介させていただきます。


目次[非表示]

  1. 1.クラウドとは
  2. 2.クラウドサービスの種類とその違い
  3. 3.SaaS(クラウド)の5つのメリット
  4. 4.SaaS(クラウド)の3つのデメリット
  5. 5.SaaS(クラウド)の使い分けと選ぶポイント
  6. 6.企業のクラウド活用事例
  7. 7.SaaS(クラウドサービス)をうまく活用して社内の問題を解決しよう!
  8. 8.まとめ


クラウドとは

クラウドは、クラウドコンピューティングの略称で、インターネット経由して遠隔にあるソフトウェアやデータを利用するコンピューター資源の利用形態の一つです。

クラウドを利用するユーザーはコンピューター資源であるクラウド上のサーバー、ストレージなどのクラウド上のデータ領域、ネットワーク等のクラウド上のインフラを、それら資源を持たずにさまざまなクラウドサービスを利用することが可能です。

クラウドが登場する前は、企業が自社システムの構築する場合は、自社で購入したサーバーにOSや各種アプリケーションのソフトウェアをインストールして利用し、自社でそれら資源を保有するのが一般的でした。

一方クラウドの場合、クラウドサービスを提供している事業者からサーバーやソフトウェアを借りて利用すればよく、自分たちでサーバーを購入したり環境を構築したりする必要がありません。


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クラウドサービスの種類とその違い

クラウドは、その利用形態により大きく「SaaS」「PaaS」「IaaS」の3つに分けることができます。

この3つのクラウドは、自分たちでコンピューター資源を持たずにユーザーが利用することは共通していますが、利用する資源の範囲により違いがあります。


SaaS(Software as a Service)とは

SaaSは「Software as a Service」の略で、クラウドサーバーにあるソフトウェアを、インターネット経由してユーザーが利用できるクラウドサービスです。

アカウントを持っていれば、インターネット経由でどこからでもアクセスすることができ、複数人でファイルやデータを共有して利用することができます。

ソフトウェアのバージョンアップは利用者が行う作業ではなく、サービス提供者側で更新を行います。

そのため、常に最新機能を利用できます。クラウドの中でソフトウェアの領域まで利用可能なクラウドサービスです。


PaaS(Platform as a Service)とは

PaaSは「Platform as a Service」の略で、アプリケーションの実行に必要なプラットフォームであるネットワークやサーバーシステム、OSやミドルウェアなどをインターネットを経由して利用できるクラウドサービスです。

「SaaS」と比較し開発自由度が高く、その反面以下に紹介する「IaaS」とは違い、開発自由度が制限されます。

クラウドの中でOSやミドルウェアの領域まで利用可能なクラウドサービスです。


IaaS(Infrastructure as a Service)とは

IaaSは情報システムの稼動に必要なインフラとなるネットワークやサーバーシステムをインターネット経由で利用できるサービスです。

「SaaS」「PaaS」と比較し、開発自由度が非常に高いクラウドサービスで、クラウドの中でネットワークやハードウェアであるサーバーの領域まで利用可能なクラウドサービスです。

この3種類のクラウドサービスは利用できる資源の範囲が違い、その利用目的に応じて最適なクラウドサービスを選択することが出来ます。


SaaS(クラウド)の5つのメリット

クラウドサービスを利用する上でSaaSは多くのメリットがあります。

以下に5つのメリットを挙げます。SaaSは、5つのメリットを活かして現在様々な種類の事例がありますので後述いたします。


①低コストで導入できる

SaaS は低コストで導入できる点が大きなメリットであり、毎月一定額の利用料を支払うだけで利用できます。

SaaS は初期費用が発生しないケースが多いため、様々な種類のサービスを気軽に始めることが可能です。

ただし、 SaaS の料金は契約するライセンス数に応じて変化するため、大規模な企業において全社導入する場合は、大きな金額が発生することもあります。

SaaS は必要に応じて過去の事例を参考にしながら、最適な契約範囲を検討することが大切です。


②場所を問わずに利用できる

SaaSは、時間の制限もないため、出張先のホテルで夜に資料を纏めたりすることができます。

またSaaS は場所を問わないクラウドサービスでワーケションなどでも利用できます。

場所を問わないことで利用事例も大幅に増え、ビジネス・プライベート問わず様々な種類のユースケースで活用されています。


③利用者数を自由に増減できる

SaaSは、アカウントで管理されており、アカウントを増やしたり減らしたりするだけで、利用者数を自由に増減できるクラウドサービスです。


④ソフトウェア開発を行う必要がない

SaaSでは、クラウド上のソフトウェアを利用するため、ソフトウェアの開発は必要ありません。SaaS は通常のシステム開発の必要がないため、開発費用を抑え、開発にかかる時間を短縮することができます。

SaaS は、ソフトウェアの開発費用に加え、導入への準備期間も短くでき、導入コストを大きく下げることが可能です。

料金を支払って既に作成されたソフトウェアを購入するパッケージ型のソフトウェアと違い、コストや時間の無駄を省くことができます。

また、SaaS はユーザー側の管理が不要で、ランニングコストが安いです。

自社開発やパッケージ型のソフトウェアの導入事例の場合、SaaS と違い最新バージョンへの更新やセキュリティ対策などは、すべての種類の作業がユーザー側の仕事になります。

SaaSでは、サービスを提供するベンダー側でバージョンアップを行うため、自社でソフトを保有するのと違い、サービス内容も最新でセキュリティの面でも安心です。

SaaS は、ソフトウェアの管理に手間がかからないため、ランニングコストも安く抑えることができます。


⑤いつでも安全な環境で利用できる

SaaS は、サービスの運用・保守はクラウドでセキュリティのプロフェッショナルである事業者が責任を持って対応するため、自社でセキュリティ対策を行う必要はありません。

個々の導入会社でセキュリティに詳しい担当者を用意する自社開発と違いSaaS 事業者の方で人材を用意し、あらゆる脅威からサービスを守るためセキュリティ対策を行っております。

そのため、 SaaS のユーザーは安全にアップデートされた製品を利用でき、安全な環境で様々な種類のサービスを利用することができます。


SaaS(クラウド)の3つのデメリット

ITを利用する上でメリットの多いクラウドサービスを持つSaaSは、一方で以下の大きく3つの制約があります。

SaaSの導入を検討する場合、以下のデメリットを考慮する必要があります。


①カスタマイズ性が低い

SaaSはクラウドに既に用意され完成されている機能を使うサービスなので、企業の現状業務に合わせたカスタマイズには適しておりません。他2種のクラウドと異なる点です。

そのため、SaaSは、完全にカスタマイズ可能で自社仕様にできる自社開発や軽度のカスタマイズに対してカスタマイズ可能なパッケージ商品とは違い、企業がカスタマイズするのが難しくなります。


②サービスの利用制限がかかる可能性がある

SaaSは複数の企業が利用しており、そのSaaSを管理しているベンダーの都合でバージョンアップや修正が行われるため、メンテナンスに入る時間をこちらの都合で設定できずその期間は利用できなくなります。


③不正利用のリスクがある

SaaS は、インターネット経由で簡単に利用できます。

しかし、アクセスに必要な ID やパスワードさえあれば誰でも利用可能なため、SaaSはセキュリティ上リスクがあります。それは他2種のクラウドでも同様のリスクがあります。


SaaS(クラウド)の使い分けと選ぶポイント

SaaSの良さは、何といってもアプリケーションレベルまでベンダーが管理するところです。

しかしながら、SaaSは、その分使える機能が定型化し、細かく業務に合わせたカスタマイズがしにくいデメリットがあります。以下に使い分けと選ぶポイントを紹介します。


目的に沿ったものを選ぶ

アプリケーションやサービスに必要な要件を十分検討し、目的に沿ったクラウドを選ぶことがポイントの一つです。

例えば、一般的なメールソフトなどの定型機能をクラウドサービスとして提供するにはSaaSが適切でしょう。

一方で、その企業でオリジナリティの高いカスタマイズの必要な業務やサービスに付随したアプリケーション・サービスであれば、カスタマイズ性の高いPaaSやIaaSが適切です。

SaaSは自由度は制限されても良く簡単な機能でソフトウェアをすぐ導入したい場面に適しており、PaaSはある程度の自由度が欲しい場面、IaaSは高い自由度が求められる場面に適しています。


扱う人のスキルレベルに合わせる

クラウドの中でSaaS・PaaS・IaaSはそれぞれ自由度が違うため、利用ユーザーのスキルレベルに合った種類のチョイスが必要になります。

3種類のクラウドの中でSaaSは最も自由度が低いですが、簡単でどんなユーザーでも利用することができます。

3種類のクラウドのうちPaaSはSaaSに比べ高い自由度がありますが、一部専門知識が求められるケースがあり、SaaSに比べユーザーの利用レベルが高いことが必要となります。

さらに3種類のクラウドのうちIaaSはSaaS・PaaSと違い専門性の高いITエンジニアでないと取り扱うことは難しいです。

SaaSはインターネット上の簡易的なソフトウェアを利用するため、自身で開発を行う部分がなく、専門性が低くても使えるのがPaaS・IaaSと違いSaaSの一番のメリットといえます。


コストや開発期間を視野に入れる

クラウドのうちSaaSではなく、PaaSあるいはIaaSを選択した場合、自由度が高いためきめ細やかな機能部分まで機能をカスタマイズすることが可能となります。

しかしSaaSに比べPaaSあるいはIaaSは、その分開発期間は長くなります。

開発期間が長くなるということはその分人件費も高くなります。開発プロジェクトを立ち上げ、要件定義を行う段階で開発にかけられる時間と、コストも重要な要件として考慮に入れて適切な選択を行う必要があります。

複雑であったり細かなカスタマイズが必要な場合はIaaSあるいはPaaSでやむえず実装する必要がありますが、そうでない場合はSaaSを利用することで開発にかかる工数を短くすることができます。


企業のクラウド活用事例

SaaSを中心としたクラウドサービスを利用することにより、企業もクラウドのメリットを享受することが出来るようになりました。

以下、SaaSを実際に企業に活用した事例を紹介いたします。


テレワークの環境整備に活用

SaaSを利用すると仮想デスクトップやVPNによるコンピューターの遠隔操作、社内の共有サーバーに自宅から接続するといったことが可能です。

在宅ワークが拡大する中、近年テレワークの環境整備にSaaSを中心としたクラウドサービスが活用されています。

コンピューターの遠隔操作と共有サーバーへの接続がインターネット上で出来れば、自宅からでもこれまで通り業務を進めることができるでしょう。

しかし、いつでもどこからでも情報にアクセスできる便利さの反面、情報セキュリティや漏洩については今まで以上に気を付ける必要もあります。


メールの保存ストレージとして活用

今までのメールソフトではメールを自分のパソコンの中に保存していました。

それらのメールを自分のSaaS上に保存することができ、これは他のクラウドのうちSaaSを活用するのが最も効果的である代表事例です。

SaaSをメールの保存ストレージとして活用すると、パソコンが壊れてもメールデータの紛失が防げる他、インターネット環境があればいつでも過去のメールを見ることができる、コンピューターの容量を圧迫しないといったメリットがあります。

メールデータ以外にも連絡先やメールの添付ファイルもSaaS上に保存が可能です。


紙資料の電子化に活用

今まで紙媒体で管理・保存していた資料を電子化し、SaaSを活用することで管理の簡略化ができます。

本事例ではSaaSを導入することにより、データ管理の手間や探す時間の短縮につながります。


社内のコミュニケーションやスケジュール調整に活用

SaaSを活用したコミュニケーションツール・スケジュール管理サービスには、社内SNSやWeb会議ツール、名刺管理ツール等があげられます。

社外でインターネットでデータを共有出来るのと同様、社内でも一元的に管理し上記機能を利用することができます。

本クラウドの事例により身近な社内ツールにもSaaSを利用できることが分かります。


SaaS(クラウドサービス)をうまく活用して社内の問題を解決しよう!

SaaSでは、機能の種類としてはオフィスソフト・CRM・ERP・ビジネスチャット・ストレージを利用することにより社内の問題を解決できます。

例えば、SaaSをオフィスソフトで利用することによって、バージョンアップによる購入し直しの必要がなくなることや、複数のデバイスで同一アカウントを使用してさまざまな場所から仕事ができるようになることです。


まとめ

今回の記事では、SaaSとクラウドの違いついてご紹介させて頂きましたが、BOXILでは工数をかけずにリードを獲得することが可能です。


まずは、実際の費用や活用事例をこちらからご確認下さい。





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