ディスプレイ広告とは?リスティング広告との違いやメリット・デメリットを解説!
インターネットの普及に伴って自社のサービスや製品を良く知ってもらうため・購入してもらうためにインターネット広告を活用することは重要になってきています。
しかし、インターネット広告にはどのような広告手法があるのかメリット・デメリットがなんなのか、わからない方も多いのではないでしょうか。
ここではインターネット広告の代表例としてディスプレイ広告を紹介します。
また、ディスプレイ広告以外にもう1つ代表的な広告手法にリスティング広告というものがあります。
ディスプレイ広告とリスティング広告の仕組みの違いやメリット、デメリット、費用感なども合わせて紹介します。
目次[非表示]
ディスプレイ広告の仕組み
ここではまずディスプレイ広告の仕組みと特徴を紹介します。
ディスプレイ広告とは
ディスプレイ広告とはWebサイトの周囲やバナーとして出てくる画像・写真+説明文が一体となった広告のことです。
ディスプレイ広告の仕組みを使えば、動きのある広告やテキストラインの強調など視覚的に効果のある広告を掲載することも可能です。
ディスプレイ広告はWebサイトに掲載するという仕組みからWebサイトのコンテンツと連動していることも多く、コンテンツ連動型広告とも呼ばれます。
ディスプレイ広告の特徴
ここではディスプレイ広告の特徴や効果を3つ紹介します。
幅広い目的に対応
ディスプレイ広告は仕組み的に幅広い目的に対応することが可能です。
まだ、ニーズとして意識をしていない潜在的なユーザーにアプローチをしたり、購入目的・サービスの提供目的の広告にしたり、あるいは自社サービス・製品を知ってもらうために広告を出したりすることが可能です。
クリック単価が安い
2つ目の特徴としてディスプレイ広告はクリック単価が安い傾向にあります。
例えば、リスティング広告では100円〜500円、FacebookやInstagramのようなアプリ媒体を使った広告の場合でも100円〜200円のクリック単価がかかります。
一方、ディスプレイ広告では10円〜100円になります。
これはディスプレイ広告の仕組み上、多くのユーザーの目に止まりやすく、広告枠数も多いため、クリック単価を安く抑えられる傾向にあります。
2種類のターゲティング
ディスプレイ広告では2種類のターゲティングが可能です。
1つは準潜在層と呼ばれる興味はあるけれども、購入意欲には繋がっていないユーザー、もう1つは潜在層と呼ばれる現時点では興味がないけれども、需要はありそうなユーザーです。
ディスプレイ広告を活用することでこれらのユーザーに効果的にアプローチすることが可能です。
適切なリード獲得施策の選び方とは?
近年、IT化が進む中で多数の企業に対して効率的に製品/サービスを宣伝し、
販売できるBtoBマーケティングに注目が集まっています。
一方で、手法や技術が多様化する中、まず何から手をつけるべきか判断できない
という方も多いのではないでしょうか。
そこで、本資料では顧客獲得を進めるにあたり重要なリード獲得施策について解説します。
ディスプレイ広告とリスティング広告の違い
ここではディスプレイ広告とリスティング広告の効果の違いや費用感の違い、特徴などを解説します。
ターゲット層
ディスプレイ広告とリスティング広告ではターゲット層が異なります。
リスティング広告では仕組み上、すでにニーズが分かっている顕在層や興味はもっている準潜在層へのアプローチが主流となります。
一方、ディスプレイ広告では幅広い場所に広告を掲載できるため、準潜在層や潜在層へのアプローチが主流となります。
広告の掲載場所
リスティング広告とはインターネットでキーワード検索したときに検索結果の上部に出てくる広告のことです。
検索結果のため、タイトルや簡単な説明文しか出てこないという特徴があります。
そのためリスティング広告ではタイトルや説明文などに絞って、いかに効果的にアプローチを行うか検討しなければなりません。
一方、ディスプレイ広告ではWebサイトの周辺やバナー広告で画像・写真+説明文などを表示することになります。
そのため、ユーザーに視覚的にアプローチすることができ、多様な方法で広告表示を行うことが可能です。
クリック単価
ディスプレイ広告とリスティング広告では広告費用が異なります。
ディスプレイ広告では1クリックあたり10円~100円なのに対して、リスティング広告では100円~500円となっています。
リスティング広告の方が仕組み上顕在的なニーズにアプローチができ、かつ広告枠も検索キーワードに対して、2〜3件程度しか表示させることができないため少なく、費用が高額になる傾向があります。
ディスプレイ広告のメリット
そもそもインターネット広告を使うこと自体が幅広い層にアプローチできる、看板などの広告に比べて費用対効果が高いなど様々な効果があります。
ここではディスプレイ広告のメリットに絞って3つ紹介します。
潜在層へのアプローチができる
1つ目のメリットは潜在層へのアプローチができることです。
ディスプレイ広告は仕組み上、Webサイトに広告枠があれば、広告を出すことができ、リスティング広告やSNS広告に比べて幅広いユーザーにアプローチすることができます。
そのため、ディスプレイ広告では潜在層への商品やサービスの認知活動を行えます。
これはクリック単価が低いディスプレイ広告だからこそできるメリットといえます。
一方、リスティング広告としては潜在層にアプローチできないのはデメリットといえます。
まだ、課題に気づいていないユーザーやなんとなく悩みとして認識しているけれども解決策の検討に至っていないユーザーなど、あらゆるユーザーに対してニーズを掘り起こすことが可能です。
視覚的な訴求が可能
2つ目のメリットは、ユーザーに視覚的に影響を与えることができることです。
ディスプレイ広告ではリスティング広告のようなテキストメッセージだけでなく、画像や写真を追加することが可能です。
場合によっては短い動画や、動きのある写真・画像を挿入することも可能です。
動きのある広告やきらびやかな写真・画像を利用することでユーザーにビジュアル的なインパクトを与えることができます。
この視覚的にアプローチできるところもディスプレイ広告ならではのメリットといえるでしょう。
リマーケティングができる
3つ目のメリットは、リマーケティングができることです。
リマーケティングとは一度Webサイトに訪れたユーザーに対して追跡を行い、再び広告を表示する仕組みです。
この仕組みを利用することで、潜在的なユーザーに対して費用対効果よくアプローチすることができ、購入や自社サービスの利用につなげやすくなります。
ディスプレイ広告のデメリット
メリットが多いように感じられるディスプレイ広告ですが、メリットがある反面、デメリットも存在します。
例えば、ディスプレイ広告では広告数が多い反面クリック数も多くなるので、広告費用がかかる傾向にあるのも1つのデメリットです。
ここではそれ以外のディスプレイ広告のデメリットを2つ紹介します。
分析・改善がしにくい
1つ目のデメリットは分析・改善がしにくいということです。
その理由には大きく2つあります。
1つ目はそもそもターゲット層が広いということです。
ディスプレイ広告は仕組み上、潜在顧客と準潜在顧客にアプローチすることになるため、多くのユーザーに広告を見てもらうことになります。
そもそも実はターゲット層に的確にアプローチすることはできていて、認知度は上がっていたとしても、認知度が上がっている方法を確認するのが難しいほか、効果が出ていることが確認できたとしてもどのユーザーへのアプローチが成功しているのか確認するのが難しい傾向にあります。
2つ目は改善要素が多くあることです。
リスティング広告は文章だけですので、テキストを変更するだけですぐに効果が出ているのかを確認することができます。
一方、ディスプレイ広告では画像・写真・動画やメッセージ、そのデザインの配置など様々な改善ポイントがあり、何を改善することで効果が上がるようにできるのか分かりにくいという点があります。
即効性・CVRが低い
2つ目のデメリットは即効性やCRVが低いということです。
ニーズや目的がはっきりしているユーザーに対してアプローチするリスティング広告では、ユーザーは広告を見てすぐにアクションする可能性が高いです。
一方、リスティング広告ではまだ課題として認識していないユーザーや検討中のユーザーをターゲットとしているので効果がでるまでに時間がかかるというデメリットが存在します。
ディスプレイ広告の費用
ディスプレイ広告ではどのように費用が決まるかを紹介します。
クリック単価で決まる
ディスプレイ広告ではクリック単価で広告費用が決まるのが基本です。
そのため、広告はいくら表示されてもクリックされない限りは費用が発生しません。
そうなると広告を出したら、多くクリックされて広告費用が想定以上にかかってしまったというのはデメリットにもなりかねません。
しかし、GDNでもYDAでも、1日のクリック数に上限を設けることができるため、広告主は安心して広告を出店することが可能です。
ディスプレイ広告で効果を高めるポイント
ここでは具体的にディスプレイ広告で効果を高める方法を4つ紹介します。
ターゲット像を明確にする
1つ目はターゲット像を明確にすることです。
潜在的ニーズ、準潜在的ニーズにアプローチする広告だからといって闇雲に広告を出してはいけません。
広告を出す際には目的を明確にして、どのような層にアプローチしたいのか検討しましょう。
例えば、自社商品を買っているユーザーは他にどのような商品を買っているのか、自社サービスを利用したいユーザーはどのようなことに困っていると考えられるのかと掘り下げていくと有効です。
具体的なKPIを設定する
2つ目は具体的なKPIを設定するということです。
どれくらいのクリック率を目標とするのか、どれくらいのユーザーに購入してもらいたいのが具体的に数値を出して目標設定を行いましょう。
それにより改善ポイントが明確になりやすくなります。
また、KPIを設定する際には潜在層と準潜在層で分けてKPIを設定するようにすると良いでしょう。
ユーザーを絞る
3つ目はユーザーを絞るということです。
1つ目のターゲットを明確にするということにも繋がりますが、具体的なペルソナを定義してユーザーを絞るようにしましょう。
ユーザーによって広告の内容や配信する時間帯が異なります。
場合によっては、対象となるユーザーに合わせて複数のディスプレイ広告を出すようにしてもよいかもしれません。
配信場所を絞る
4つ目は配信場所を絞るということです。
分析を行いコンバージョン率が高い配信先に絞ってターゲティングを行うようにしましょう。
コンバージョン率が低い配信先を除外することで、サービスや商品の購入に多くつなげることができ費用対効果が高いディスプレイ広告を実現できます。
特に注意するべきは訪れているユーザー数は多いものの、購入に至っていないケースです。
この場合には改善するか撤退するか慎重に判断するようにしましょう。
うまく改善できれば大きな売上につながりますが、いつまでも効果が上がらなければ費用を垂れ流すだけの無駄な広告となってしまいます。
ディスプレイ広告を活用して効果を出そう
ここまでリスティング広告との違いやディスプレイ広告のメリット・デメリットなどを解説しました。
特にディスプレイ広告のメリット・デメリットなどは押さえておかないと誤ったアプローチをしてしまいかねません。
ディスプレイ広告はメリットを活かせば多くのユーザーに商品・サービスを認知してもらえるなど、費用対効果が高い広告手法の1つです。
ディスプレイ広告を効率的に活用して効果を出しましょう。
まとめ
今回の記事では、ディスプレイ広告についてご紹介させて頂きましたが、BOXILでは工数をかけずにリードを獲得することが可能です。
まずは、実際の費用や活用事例をこちらからご確認下さい。