Facebook広告の費用相場・目安とは?設定方法や料金方式を徹底紹介!
WebマーケティングにおいてFacebook広告はターゲティングの精度が高く、高い集客効果を誇る広告です。Facebook広告はクリエイティブな設定が可能な上に集客力も高いので、自社広告に活用しようと考えている方も多いのではないでしょうか。そこで本記事ではFacebook広告の費用相場や目安、設定方法や料金方式について詳しく解説をしていきます。
Facebook広告の費用仕組み
実際に自社広告としてFacebook広告を活用していこうと思えば、利用にかかる費用相場の仕組みについて知ることが大切です。Facebook広告にかかる費用は広告主が決めることができ、有料で使用することができます。予算・相場に合わせた広告運用ができるのも特徴で、コストの幅に関係なく出稿ができるので便利です。
2種類の予算決定方法があり、基本的に”獲得した各結果の単価”と”合計消化金額”が多く活用されています。広告の目的に応じたアクションである、インプレッションに相応して発生する料金が獲得した各結果の単価です。
一方の合計消化金額とは、広告のキャンペーンや、キャンペーンに関連するアカウントに対して上限の予算を決定していきます。したがって、一般的に広告にかかる全ての費用として計上されるのです。
消費税の有無は?
Facebook広告は広告主が消費税を納付しなければならない、課税の対象として認識されています。2015年以前はFacebookの運用が海外の企業だったので、消費税がかかりませんでした。しかしその後、日本で販売したものは日本の消費税がかかることを制定した法律である”電気通信利用役務の提供に係る内外判定基準”という法律が制定され、課税の対象になりました。
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Facebook広告の費用課金方式
Facebook広告の費用は、広告配信時にかかっていきます。大まかな計算ですが、1クリック当たり100円〜200円程度の費用がかかるのが目安です。ここからはFacebook広告の2種類の費用課金方式について詳しく解説をしていきます。
インプレッション課金
サイト上の表示回数が1,000回毎に、費用が発生していく課金方式が”インプレッション方式”です。インプレッション方式ではウェブサイトに訪れた場合や、”コメント”、 ”シェア”、 ”いいね!”などのアクション発生時も料金が発生しないのがメリットといえます。一方ほとんどありませんが、誰もクリックしない場合でも料金が発生するのがデメリットです。
クリック課金
広告がクリックされる度に料金が発生する、”リスティング広告”同様の課金方式が”クリック課金”です。クリック課金方式はクリックなどのアクションがない限り、料金が発生しないのがメリットといえます。一方で、適当にクリックされた場合などにも料金が発生してしまうのがデメリットです。
Facebook広告の費用相場目安
Facebook広告は最低100円の予算で運用できます。しかし100円という金額は僅か1クリック分、表示回数1,000回分のみの金額なので、100円程度では利益に繋がりません。そして予算を少なくして運用してもオークションで競合に負けてしまうのです。
広告を確実に掲載できるような費用の目安は、1日1,000円、月間で計算すれば3万円程度が目安といわれています。ここからはFacebook広告の費用相場の目安である、月3万円以内、月10万円以内、月10万円以上の近況を紹介しましょう。
月3万円以内
予算を月3万円程度に設定するのであれば1日当たり1,000円が目安として計算され、CPMが100円の場合には10,000回の広告表示が可能です。回数的にも多くのデータ検出ができるので、ユーザーの動向をしっかり把握することができます。Facebook広告運用を始めたばかりの初心者の方などに、おすすめの予算です。
月10万円以内
1日当たりの予算が3000円程度の目安なのが、月10万円の予算です。CPMが100円の場合には1日当たり30,000回も広告を表示できます。より多くのユーザーに広告を認識して欲しい時に有効な予算です。
しかし、広告表示回数を増やせば、絶対に利益も向上するわけではありません。月3万円以内の予算でも、ユーザーの動向を分析するだけなら十分可能です。したがって10万円もの高額を投資するのであれば、予算投入の目的を明確にしておきましょう。
月10万円以上
月10万円以上の予算を投資すれば、CPMが100円以上の高単価キャンペーンなどを選択した広告掲示にも取り組むことが可能です。CPMは一般的に直接的な利益に繋がりやすいコンバージョンの単価が高くなり、その単価は検討目的や認知目的の単価よりも高くなります。また、化粧品や健康食品などのカタログ、自社ビジネスリード獲得ジャンルの単価が1クリック当たりの広告料金である(CPC)において高めに推移しています。
一般的に月10万円以上の予算を投資するなら、広告制作・運用の専門業者に依頼するのがおすすめです。
Facebook広告の費用を設定する方法
Facebook広告の管理・運用は”広告マネージャ”という専用のツールを使用して行います。広告運用や管理をしていくには、入札戦略や予算などの詳細を決めなくてはいけないので、ツールを使用して費用の設定をすることが重要です。また、Facebookでは広告マネージャを使用せずにFacebookページを使用して広告を出すことができます。
Facebookページを利用すれば簡単に広告を掲載することができますが、あまりカスタマイズできないので、効果的なページを作ることができません。したがって効果的な広告を掲載したいのであれば、広告マネージャの方がおすすめです。
ここからは広告マネージャで、費用を設定する方法について解説をしていきます。
アカウント上限費用予算
アカウントの上限費用を設定して運用すれば、複数のキャンペーンを展開していくことができます。複数の広告キャンペーンを、広告マネージャのアカウント1つで同時に運用できるので便利です。
キャンペーン上限費用予算
Facebook広告では、キャンペーンごとにかける費用の上限を決定できます。”1日ごとの予算”として毎日使用する金額と、キャンペーン毎の”通算予算”などの設定・編集が可能です。また、”リーチ&フリークエンシー購入”と呼ばれる、キャンペーンの費用を制御できる方法などもあります。
リーチ&フリークエンシー購入のリーチは広告を表示させる人数、フリークエンシーは広告が表示される頻度を指している言葉で、効果的な制御を実現しているのです。キャンペーン上限費用予算を設定すれば、配信前に前述のリーチやフリークエンシーを実現するための必要な費用や相場などを把握できます。したがって、コストを最大限まで削減できるのがメリットです。
広告セット上限費用予算
”広告セット”ごとに上限費用予算を決めれば、オーディエンスや配信スケジュールの設定ができます。1日あたりの上限予算や、掲載している期間中の上限を各自選ぶことができ、効果の高いキャンペーンに集中したい時におすすめの費用設定方法です。
Facebook広告の費用支払い方法とタイミング
Facebook広告を運用すれば規模によって金額、支払い方法やタイミングなども異なっていきます。自分が運用していくFacebook広告の規模や相場を把握して、最適な支払い方法を選ぶのも重要なポイントです。ここからはFacebook広告の費用支払い方法や、タイミングについて詳しく解説をしていきます。
自動決済
Facebook広告を掲載して、一定の金額を消化した時に自動的に決済される方法が”自動決済”です。自動決済ではクレジットカード、デビットカード、PayPalなどでの支払いが可能で、毎月指定した請求日に決済されます。
手動決済
アカウントに追加した資金の残高から、広告料金が差し引かれる決済方法を”手動決済”といいます。手動決済ではオンライン銀行振込や、PayTM、BoletoBancarioなどでの支払いが可能です。最大1日につき1回ずつ決済される決済方法です。
最適なFacebook広告費用の算出方法
Facebook広告の予算の目安や決済方法が明確になれば、広告活動の指標も明確になり、効率的な運営に繋がっていきます。さらに自分に最適なFacebook広告費用の算出方法を選択することで、より効果の高いFacebook広告運営が実現されていくのです。ここからは最適なFacebook広告費用の算出方法について詳しく解説をしていきます。
シミュレーション結果を確認する
Facebook広告費用を算出するためには、コンバージョン数やリーチ数などを把握して広告効果や予算などを検証することが重要といえます。そしてコンバージョン数やリーチ数を把握するために有効なツールが、Facebook広告の広告マネージャです。広告マネージャを活用すれば広告内容や予算、期間に応じたシミュレーション結果の確認ができ、Facebook広告費用の算出に役立ちます。
下記に手順を表記しておきますので参考にしてください。
- 広告マネージャで出稿手順と同様に広告作成を行う
- 広告を知らせたいターゲットの選定や、目的を設定する
- 期間と予算を設定する
- 国、通貨、時間帯などのアカウント設定をする
上記の項目の設定が完了すれば”オーディエンスサイズ”と”1日の推測結果”がシミュレーション結果として表示されます。設定したターゲットの規模を推測した値がオーディエンスサイズで、一般的に最低3,000人程度が目安の基準値です。一方の1日の推測結果とは、ユーザー1日当たりのリーチ数の推測値として利用されています。”リーチ”とはユーザーのランディングページの閲覧や、アプリのインストールなど期待できるアクションのことです。
”広告の開始”を選択しない限り、何度でもシミュレーションできます。したがって、上記の項目を活用しながら最適なシミュレーション施策を実施して、最大の費用対効果に繋げていきましょう。
CPA・ROASで料金分析を行う
顧客獲得単価を表すCPA(Cost per Acquisition)や、広告費に対する売り上げの上昇率であるROAS(Return On Advertising Spend)などの指標もFacebook広告費用の算出に活用できます。
下記にCPAとROASの計算方法を表記しておきますので参考にしてください。
- CPA=広告費用÷コンバージョン数
- ROAS=広告経由の売上÷広告費用×100
上記の計算式に表記されている広告費用は、Facebook広告に掲載するための料金だけでなく、デザインやその他人件費などの費用の目安も含めた金額です。例えば20万円の広告費用をかけ、広告経由で商品を購入した人(コンバージョン数)が10人と仮定すると、このケースのCPA値は2万円と算出されます。この場合、広告掲載での顧客の平均購入金額が2万円以上であれば黒字で、2万円以下なら赤字です。
上記のような指標を効率的に活用し、明確な値を算出・分析していくことで最適なFacebook広告費用も算出されます。
広告代理店に依頼をする
自分でシミュレーション結果を確認したり、費用対効果の分析をしても成果が出ない場合には、広告代理店に依頼をするのもおすすめです。広告代理店は広告の作成などを手掛けているだけでなく、データ解析に関しても専門的な知識を持っています。広告代理店に依頼すれば、広告運用の専門的な知識を活用して、目的や相場に応じた最適な予算を算出することが可能です。
また、広告代理店に依頼すれば予算が限られている場合にも、予算内で最大限の効果を発揮できる施策を提案してくれます。
Facebook広告の費用対効果を高める方法
Facebook広告を運用していくのであれば、費用対効果を限界まで高めていかなければ十分な利益を得ることができません。そこでここからはFacebook広告の費用対効果を高める方法について詳しく解説をしていきます。
入札方法を「自動」にする
Facebook広告の入札方法には、”手動入札”と”自動入札”の2種類があります。そして効率的に予算を活用して、広告枠を勝ち取りたいのであれば自動入札にしておきましょう。自動入札は目標に対する効果が、予算の範囲内で最大限発揮する入札方式ですので、効率的に予算を活用できます。しかし、この入札方法は目標達成を最優先にする入札方法なので、CPMやCPCが高額な広告枠にも積極的に入札していく方式です。
一方の”手動入札”は、入札価格の上限を全てのオークションに対して設定する方式です。自分で目標達成を実現できる単価を設定できれば、自動入札よりも最適な予算が組める場合もありますが、手間がかかってしまうのがデメリットといえます。したがって、Facebook広告になれていない初心者の方などには、自動入札がおすすめです。
目的を明確化する
Facebook広告運用の目的を明確にして、ターゲットに対してどのようなキャンペーンを実施するか選定することも重要なポイントです。理由として、広告のターゲットが同じ場合でも、キャンペーンの内容が異なれば結果や広告表示にかかる費用も異なる点が挙げられます。Facebook広告では、11種類もの予算に応じたキャンペーンを設定できるので、目的を明確にできる予算に応じたキャンペーンを選ぶことで、広告の効果も向上していくのです。
キャンペーンごとの結果を分析する
Facebook広告の費用対効果を上げるために、キャンペーンごとの結果を分析することも重要です。Facebook広告では、キャンペーン実施中や終了後に広告の結果を知らせる通知が届きます。その広告を参考にして毎回の成果を把握・分析して、次回キャンペーンのパフォーマンス向上のための参考にしましょう。
Facebook広告の最適な費用相場を知ろう
Facebook広告は明確な料金表などがない広告なので、予算の設定が困難に感じるかもしれません。しかし、目標に対して効率的な広告作成・設定ができれば、予算内で大きな効果を発揮していく広告です。本記事をぜひ参考にして頂き、Facebook広告の最適な費用相場を把握して効果の高いFacebook広告運用を行ってください。
まとめ
今回の記事では、Facebook広告の費用相場・目安についてご紹介させて頂きましたが、BOXILではマーケターに工数をかけずにリード獲得が可能です。
まずは、実際の費用や活用事例をこちらからご確認下さい。